ファイターズ
2024/05/19 20:20

《荒木大輔のズバリ解投》本調子ではない伊藤大海に見た確かな成長

■パ・リーグ12回戦 日本ハム3ー4ロッテ(5月19日、ZOZOマリンスタジアム)

間違いではないセットアッパーの回またぎ

 河野がサヨナラ本塁打を浴びた。今季ここまで安定感抜群だったが、こういう日もある。八回に2番手で登板し3者凡退。2イニング目に手痛い一発を食らった。セオリーでは九回のマウンドは3番手への継投だろう。ただ、河野の続投は決して間違った策ではない。あらゆる状況が重なってのことと予想する。

信頼度が高い田中正、杉浦、河野だから…

 まず翌日は試合がない。そして球数。1イニング目の八回を9球で終わらせていた。何と言ってもカード1、2戦目を勝てていなかった。落とせない3戦目。今、リリーフ陣で最も信頼度が高いのは田中正と杉浦、河野。ベンチは延長十二回までを想定したのだろう。河野に託しても不思議ではない。もし仮に、事前に河野へ複数イニングの可能性を伝えていなかったならば、キツいが、そうでないなら、仕方ない。

逆球に、いまひとつの直球 「調子は良くなかった」

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