ファイターズ
2024/05/19 21:20

ドラ1左腕の細野晴希 プロ最長4回⅔を自責0 制球力向上の裏に伊藤&金子コーチの助言

4回⅔を投げ、2安打2失点(自責0)と好投した細野=撮影・近藤裕介

■イースタン・リーグ8回戦 ヤクルト4ー9日本ハム(5月19日、鎌ケ谷スタジアム)

勝利目前の降板も納得の内容

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・細野晴希投手(22)が先発し、プロ入り後最長の4回⅔を投げ、2安打2失点(自責0)と好投した。

 球数64球と、メドにしていた60球を超えたため〝プロ初勝利〟目前で降板となったが「(4回1失点だった)前回に引き続き、良かったと思います。(降板は)球数だったので、仕方ないですね。(初勝利は)次回にお預けということで」と、さわやかに笑った。

出力調整でテンポ良く投球 「うまいこと(力を)抜きながら」

 出力を自在にコントロールし、2軍ヤクルト打線を翻弄した。「全部を思い切り投げていたら(体力が)もったいないので、うまいこと(力を)抜きながら」と、序盤は140キロ台後半の直球を主体に、テンポ良くカウントを稼いだ。一、二回を3者凡退に抑えると、三回2死二塁のピンチも難なく切り抜けた。

 

ギアアップも自由自在 誇れる無四球

 ギアを上げたのは、四回に2死を奪った後だ。「あそこは梅林さんから、2死を取った後のバッターに、簡単にいくなよと言われたので、力を入れて投げました」。女房役の注文に応え、次打者・鈴木への初球にこの日最速の152キロを計測。最後は150キロで空振り三振を奪った。

 五回に味方の2失策が響いて2点を失うも「(ストライク)ゾーンの中で勝負することをテーマにやっていました。ストライク先行でいけていたので、良かったと思います」と四死球「0」の内容に胸を張った。

課題克服へ着々 生かしたコーチ陣のアドバイス

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい