高卒４年目世代は、チームの少数派だ。現在は細川、根本、松本遼しかいないが、その分、絆は深い。１軍帯同中の細川が鎌ケ谷での２軍戦に出場した１７日は、久々に３人が顔を合わせた。この日が偶然、誕生日だった松本遼は「根本はコンビニでスイーツを買ってきてくれました。細川も、照れくさそうにおめでとうって言ってくれました。優しいですね」と、うれしそうに教えてくれた。

　３人の中では松本遼だけが育成選手。「１軍に行っていないのは僕だけ。頑張らないと」と、１８日の２軍ヤクルト戦では八回に登板し、最速１５０キロをマークした直球を軸に１回を無失点に抑えた。今季はここまで６試合で６回を投げ、まだ１点も取られていない。高い奪三振率を誇り、支配下昇格に向けて猛アピールしている。

　切磋琢磨する同学年の存在は、相乗効果を生む。仲良し３人が揃って主力となり、エスコンフィールドで躍動する日が楽しみだ。