ファイターズ
《ハム番24時》5月20日
21日に古巣・オリックスと初対戦する山崎福也と、森本稀哲外野守備走塁コーチの関係性がほほ笑ましい。左腕の父・章弘さんが日本ハムでコーチをしていた関係で、幼少期から親交があり、練習前に熱い抱擁を交わす場面を見かけたこともあった。
森本コーチにとっても、山崎はいくつになってもかわいいまま。「いつも少年のような感じで。ずっとかわいいままだから。でも、お風呂に一緒に入っていたのは覚えていないんだよね。遊んでいたのは覚えているんだけど、当時は(鎌ケ谷)残留練習が多かった。俺だって必死にやっていた時だから」。入団当時のことを懐かしそうに話してくれた。
一緒に遊んだ少年が、まさかプロ野球選手になるとは思わなかった。「俺だって知らなかったんだもん。日大三高の時は見ていたけれど、気付かなかったんだよね。プロに入る時に、何かで気付いて、え~みたいな」。思わぬ巡り合わせに驚いたという。
FAで新加入した山崎は、ここまでリーグトップタイの4勝をマーク。移籍1年目で先発ローテーションの柱として活躍する姿に「人気出ちゃってね」。そう語る森本コーチのまなざしはとても温かかった。