ファイターズ
2024/05/21 17:40

《ハム番24時》5月21日

 28日から始まる交流戦に備え、エスコンで投手陣の打撃練習が始まった。セ・リーグ主催試合はDH制がないため、投手もオーダーに名を連ねる。21日は、加藤貴、金村、矢沢がケージに入り、フリー打撃を行った。

 左打席の加藤貴はホームランエリアの右翼ブルペンまで運び、周囲を驚かせた。現在は投手に専念している二刀流の矢沢は約1カ月ぶりのフリーでも、別格の打力を発揮。「何本か(スタンドに)入ったので、まあまあ、久々にしてはいいかなと思います」と好感触を口にした。

 注目は2年目の金村。プロ入り後、打席に入る姿を初めてお披露目した。右打ちで力の抜けたフォーム。柵越えこそなかったが、ライナー性の打球を次々に飛ばした。間近で見ていた矢沢に解説をお願いすると「いや、うまかったですよ。まず、ちゃんと当たるのがセンスじゃないですか」と高く評価していた。

 実際、金村は岡山学芸館高時代に4番を任され、高校通算8本塁打をマークしていたという。そんな情報も合わせて伝えると、同期の表情が一変した。「え? 知らないです。あれで4番を打っていたんですか? 回っていなかったですけど、体…」。親しい間柄だからこそ、思わずこぼれてしまった本音。最初の褒め言葉はまさかの社交辞令―。一応、気を使おうとしたところが、おちゃめでほほ笑ましかった。

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