高校野球
【プレーバック】春季全道高校野球1回戦 遠軽14-4稚内大谷 ※七回コールドゲーム(5月22日、札幌円山)
四回に遠軽の打線爆発
開幕試合は〝満振り打線〟の遠軽が七回コールドゲームで、22年ぶりの春全道1勝を手にした。
遠軽は1回、先頭の門田昊弥右翼手(3年)が二塁打でいきなり好機をつくると、1死三塁から3番・松田知樹左翼手(3年)の中前打で先制した。稚内大谷もその裏、相手内野の2つ失策で労せずして同点に追い付いた。
遠軽自慢の打線に火がついたのは四回。相手失策と盗塁で1死二塁とすると、7番・池田光佑一塁手(3年)の左前打で勝ち越し。さらに長短4安打などで、この回一挙7得点と大きく引き離した。遠軽は五回、六回にも1点づずを奪うと、七回には上位打線が3連続二塁打で4得点。2桁安打で同校春の全道最多となる14得点をマーク。2018年7月に就任した阿波克典監督(38)に全道初勝利をプレゼントした。
一方の稚内大谷は、合計5失策と内野守備の乱れが失点に直結。夏までに守備の再構築が急務だ。
■監督として初めて全道大会で勝利した遠軽の阿波克典監督(38)
「20何年間、勝ててなかったのと、自分自身も全道初勝利なので、生徒たちには非常に感謝したい」
■四回1死満塁から走者一掃の三塁打を放った遠軽の4番・小森結斗右翼手(3年)
「打ったのは外角の直球。いいところで捉えて、自分の理想の右中間に非常にいい形で飛ばすことができました」