【一問一答】金村尚真 24日の楽天戦に先発 省エネ意識「三振だけでなく、打たせて取るピッチングも必要」
日本ハムの金村尚真投手(23)が24日、楽天モバイルパークで行われる楽天戦に先発する。4月下旬に中継ぎから配置転換され、前回17日のロッテ戦(ZOZOマリン)では5回1失点の好投を見せた。今回のテーマは〝省エネ〟。球数をセーブしながらイニングを稼ぎ、チームに貢献する。登板前日の一問一答は以下の通り。
―前回のロッテ戦から中6日。どのような調整を
「今年初めての中6日なので、まずはしっかり疲労を抜くこと。あとは前回、5イニングしか投げられなかったので、そこも含めてしっかり考える時間をつくって過ごせたと思います」
―前回は91球を投げた。疲労感は
「そこまで(疲労感が)きているなとは感じなかったです。(中継ぎで)2連投した時の方が、意外と体にくる。それを経験しているので」
―先発のペースが体になじんできたか
「そうですね。うまくなじんできたと思います」
―前回登板で課題は出たか
「2ストライクまで追い込んでから、ボール、ボールで3―2となる場面が多かった。イニングを稼ぐ上では、早いカウントで追い込んでも三振だけでなく、打たせて取るピッチングも必要。三振ばかり狙うのではなくて、そういったところも捕手と話し合いながらできれば」
―シーズン中に中継ぎから先発へ転向。中継ぎを経験したことで得られた手応えは
「初回の入り方が、うまくできていると思う。中継ぎは1回に全てを出さないといけない。1回の大切さを、すごく学んだ。先発に戻っても初回や五回の整備終わり(の投球)に生きてくる。これから長いイニングを投げるために、一回一回を大切にしたいし、そこは生きてくると思う」
―昨季は仙台の最終登板で勝利投手に。良いイメージがあるか
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「今年、初ホームランを打たれたんですよ。茂木さんに。まだ今年は良いイメージがないので、今回の登板で付けられたら」
―大学時代を過ごした東北。友達は来るか
「関東の方が多いので、あまり…。まだ連絡は来ていないですね」
―前回までは2ストライクから空振りを取りたい、という思いが強かったか
「そうですね。追い込んだら三振を取りたい気持ちが強かったです。低めに低めにと考え、良いところに投げても見極められることが多かった。三振ばかりでは球数も多くなるので、1球で終われるようにしっかりやっていきたい」
―交流戦に向けて打撃練習をしていた。手応えは
「僕が一番ヘボすぎて…。周りはみんな柵越えを打っていた。大海さんとかに毎回『おまえ、柵越え0本かよ』ってイジられます(笑)。僕はめちゃくちゃ久しぶり。大海さんは結構、打っている。次はしっかり打てるようにします」
―レベルの差を感じるか
「みんなバッティングが良すぎます。僕が一緒に打ったのは加藤(貴)さんと矢沢。矢沢に関しては野手なので(笑)。福也さんもヤバイ。1人だけ取り残されている感がある。ただ、僕の予想では福島はバッティングが悪い。福島が出てくれば、僕も良く見られるかもしれない」
―バットは自分のものか
「いえ、何でもいいので。一番軽いものを。チームにあるものを使っています。どれで打っても変わらないので。投手用のバットがチームにあるので、それを使っています。近藤さんモデルがあったけど、それは重かった」
―打率の目標は
「打率ですか? まずはバットに当てることです。あとはバントをしっかり決められるように」
―高校通算本塁打は
「高校では8本打ちました。でも何年も前なので。大学でも打っていないし、木製になって詰まったら痛いです。自信がないです」
―山崎は打撃を楽しいと話している
「僕は恥ずかしいです。できるだけ、やりたくない。福也さんは(打撃練習の)30分前ぐらいからスイングルームでスイングしていた。いつも一番、遅いのに(笑)。僕はけがしないようにストレッチをしっかりするぐらいです」
―今カードでソフトバンクと楽天が大量点差の試合をしている。あすの楽天戦に向けて、不気味さはあるか
「そういった(大差をつけられた)チームが爆発するのを何回も見てきている。そういうのは抜きにして、しっかり自分の投球ができれば。チームを勝たせられるように。(前のゲームは)関係ない。目の前のことに集中したいです」