高校野球
【プレーバック】春季全道高校野球1回戦 北海5-4帯広大谷※延長十回タイブレーク(5月23日、札幌円山)
センバツ甲子園出場の北海 サヨナラで2回戦へ
北海は2点ビハインドから、一度逆転に成功するも同点に追いつかれて延長戦に突入。延長十回タイブレークの末、帯広大谷にサヨナラ勝ちし、2回戦に駒を進めた。25日に旭川実業と対戦する。
帯広大谷は三回2死三塁、北海のバッテリーミスの間に1点先制した。四回には先頭打者が四球で歩き、犠打と敵失で2点目を挙げた。しかし直後の四回裏、北海の代打・小田蓮(3年)の適時二塁打で1点かえし、反撃開始。さらに敵失の間に2点加え、逆転した。五回にはスクイズで1点加え、リードを広げた。
しかし九回に帯広大谷が4安打の固め打ちで2点挙げ、同点に追いついた。延長タイブレークに突入し、表の帯広大谷は得点を挙げられなかったが、裏の北海が投犠と申告敬遠で走者を二、三塁に進め、1番・片岡誠亮中堅手(3年)が左翼へのサヨナラタイムリーを放ち、試合を決めた。
■昨春の遠軽戦に続き、1回戦を延長十回タイブレークで勝利した片岡誠亮中堅手(3年)
「打ったのは真ん中低め。九回裏の長谷川の時に(サヨナラ本塁打を打った)熊谷さんを思い出すような感じがありました」
■下級生を積極的に起用しながら接戦を勝ちきった平川敦監督(53)
「ベンチに入れている以上は戦力なので、これ以上ない機会。全道大会できちんと結果を残せば次につながるし、普段見られないところも見えてくる。全ては夏につながる戦い」