ファイターズ
2024/05/23 23:55

1軍復帰の山本拓実 「目をつむって呼吸に集中…」 カムバック支えた〝師匠〟の助言とは

八回、4番手でマウンドに上がった山本拓=撮影・松本奈央

■パ・リーグ12回戦 オリックス9ー3日本ハム(5月23日、エスコンフィールド北海道)

八回に4番手登板 明暗分かれた2イニング

 小さな豪腕がリスタートを切った。1軍再昇格を果たした日本ハムの山本拓実投手(24)が23日、オリックス戦の八回に4番手で登板。最速153キロの直球を軸に、2回1失点で投球を終えた。八回は3者凡退、九回は2安打2四球と明暗くっきり。収穫と課題を得る復帰戦となった。

39日ぶりの1軍マウンド 次回登板へ気持ち新た

 不運が重なる日々を乗り越え、1軍の舞台に帰ってきた。4月14日のオリックス戦以来となった登板を振り返り「1イニング目はすごくうまくいったけど、2イニング目は自分の体力的な問題がありました。球種を変えるのか、狙い所を変えるのか。回またぎも求められる立場なので、次はこうしようというプランを立てたい」と視線を切り替えた。

 

好調維持し開幕したが… 4月18日に登録抹消

 4試合に登板したオープン戦では、自己最速を更新する156キロを計測するなど、4回7奪三振でアピールに成功。ハイパフォーマンスを継続して開幕を迎えた。

 しかし、直後にアクシデントが待ち受けていた。4月上旬。上半身のコンディション不良を抱えると、投球フォームが一気に崩れた。登板3試合連続で失点を重ね、4月18日に登録抹消。移籍2年目は、先行き不安なスタートになった。

2軍では体調不良も 心身ともにどん底

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