高校野球
【プレーバック】春季全道高校野球1回戦 北照3-4東海大札幌高(5月24日、札幌円山)
東海大札幌高の北沢が決勝アーチ
2年ぶり出場の東海大札幌高が、3-3に追い付かれた直後の六回に、5番・北沢優人三塁手(3年)の決勝アーチで逃げ切った。
先手を奪ったのは東海大札幌高。北照の147キロ左腕・高橋幸佑投手(3年)の立ち上がりを攻め立てた。先頭の松浦幹大右翼手(3年)が三塁への内野安打で出塁すると、3連打で無死満塁の好機。4番・マーティン・アンドレ・キャメロン二塁手(3年)が押し出し四球で先制すると、北沢、6番・吉光佑太朗左翼手(3年)と3者連続押し出し四死球で3得点。好投手から大きなリードを奪った。
北照の反撃は四回。2死から3番・鈴木遥翔三塁手(3年)、手代森琉輝中堅手(3年)の連続安打と相手失策で満塁とすると、6番・茶村望海一塁手(3年)の左前打で1点を返した。六回には2番手で登板した東海大札幌高の高橋英汰投手(2年)から単打と2連続四球で、エース菅野隆世投手(3年)をマウンドに引きずり出すと、暴投、捕逸とバッテリーミスの間に2点を返して試合を振り出しに戻した。
追いつかれた直後の東海大札幌は、先頭の北沢が0-1からのインハイ直球を左翼芝生席へ運ぶ今季初アーチで再びリード。七回以降は菅野投手が立ち直り、3イニング連続無失点で切り抜け2年ぶりに2回戦へ駒を進めた。
■昨夏の練習試合でも北照・高橋幸佑投手(3年)から本塁打を打っている北沢優人三塁手(3年)
「その時よりも速くなっていた。いい角度で上がって打った瞬間入ると思った」