《鹿島戦後》決定機をものにしていく質の差がそのままスコアに表れた
■J1第16節 札幌0-3鹿島(5月25日、札幌ドーム)
―試合を振り返って
選手個々の質の差はゲームの中で見られたが、ただチームとして自分たちの狙いとする戦いというのはある程度できていたとは思う。鹿島に対して3失点したが、それほど相手がボールを握って崩すような形で失点していたわけではない。そういう意味では、スコアの差は開いたが、それほど内容に差があるようなゲームではなかった。
1点目も、そして2点目も3点目も安い失点だったと思うが、そういったところでしっかり決めきっていくのは鹿島かなと思うが、決定機をものにしていく、その質の差というものが、そのままスコアに表れたようなゲームではないかと思う。
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今、特に攻撃の選手のケガ人が多い中で、なかなか相手に脅威を与えるような攻撃ができていなかったのは確かだ。チェック(スパチョーク)が(前半33分に)撃ったシュートが非常に際どかった。あのシーン、そしてもう1、2回ぐらい得点の匂いがするシーンがあった。
それには今ケガ人がチームの中に多い現状があるというのも(理由として)あるだろうと思っているし、そういう中でも選手たちがよく戦ってくれたとも思うし、スコアほどの差は私自身は無かったと思うけれども、残念ながら0-3で敗れてしまったというゲームだったと思う。
―後半17分、一度に4選手を投入したがその意図は
今日出場した選手だと、水曜日のゲーム(22日ルヴァン杯長野戦)で(中村)桐耶は120分、そして髙尾も85分、田中宏武も120分、そしてアウェーの非常に長い移動のある中で戦ったというところで、体力的な意味で代えてあげなければいけないような状況だった。よりフレッシュな選手を入れ、チームを活性化させるという意図の交代だった。