ファイターズ
2024/05/25 19:40

互いに褒め合う〝かととら〟バッテリー 共同作業で成し遂げた完封 

今季2度目の完封勝利を挙げ、伏見(左)と抱き合う加藤貴=撮影・桜田史宏

■パ・リーグ6回戦 日本ハム5-0楽天(5月25日、楽天モバイルパーク宮城)

 日本ハムの加藤貴之投手(31)と伏見寅威捕手(34)のバッテリーが25日、楽天モバイルパークで行われた楽天戦で、完封勝利を挙げた。被安打4、無四球で三塁すら踏ませず、101球で相手打線を料理した。試合後、2人は手柄を譲るように褒め合った。

無四球、三塁踏ませず、101球!

 〝かととら〟バッテリーが共同作業で大仕事をやってのけた。打者の間合いを外しながら、ストライク先行で攻める。ハイテンポで危なげなく試合をコントロールし、反撃のチャンスを与えないまま、締めくくった。

今季3度目のコンビ「球種全て良かった」

 試合後、先に取材エリアへ向かってきたのは伏見だ。5月4日のオリックス戦(京セラドーム)以来、今季3度目のコンビとなった加藤貴の投球に触れ「全部良かったんじゃないですか、きょうは。球種全てが良かった感じがしましたね」と目を細めた。

試合終了後に加藤貴(左)とハイタッチする伏見=撮影・村本典之

 

あえて配球など見直し

 昨季、楽天戦に6度、登板してきた加藤貴の傾向をあらためて分析。一定の結果は残していたが、あえて配球などを見直した。詳細は伏せたが「たくさん対戦すると、攻めのパターンが一緒になったりとか。それを去年、感じたので今年はちょっと違ったことも試して」と説明。簡単な要求ではなかったが「事前に『ちょっとこういうことをやるから』と言いましたけど、そこにしっかり投げきってくれた加藤が、良かった」と主役を立てた。

「寅威さんと野手に感謝です」

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