高校野球
2024/05/25 20:50

【プレーバック】春季全道高校野球2回戦 東海大札幌高10-3釧路江南 ※七回コールドゲーム(5月25日、札幌円山)

スタンドの応援部隊にあいさつする矢吹投手(中央)ら東海大札幌高ナイン=撮影・西川薫
※七回コールドゲーム

 

初回、七回に集中打で大量点を挙げた東海大札幌高

 東海大札幌高が一回と七回に集中打を浴びせ、15安打10得点で釧路江南を七回コールドで退けた。10年ぶりの決勝進出を懸け、27日の準決勝では昨秋の全道決勝で敗れた北海とのリベンジマッチに挑む。

 東海大札幌高の打線が立ち上がりから釧路江南の先発・川村悠斗投手(2年)に襲いかかった。1番・松浦幹大遊撃手(3年)が内野安打で出塁すると、2番・鈴木賢有捕手(2年)の左中間を抜ける適時三塁で先制。続く3番・足立至琉中堅手(3年)が2点ランニング本塁打。その後も、ファーストストライクを積極的に狙って、打者9人で6安打5得点。主導権をがっちりと握った。

 43年ぶりの4強進出を諦めない釧路江南も四回に反撃を開始。先頭の楓川瑛太捕手(2年)が初球を右越えに運ぶソロアーチ。さらに1死一塁から5番・佐藤勝輝投手(2年)の右中間三塁打で一走が生還。なおも2死三塁から7番・難波凌久二塁手(3年)の左翼線二塁打で2点差まで追い上げた。

 両校2イニング無得点が続いた後の七回。東海大札幌打線から再び快音が連発した。2死一塁から4番のマーティン・アンドレ・キャメロン二塁手(3年)の左翼線適時二塁打をゴングに、長短5連打で5得点。守備でも五回から3番手で登板した矢吹太寛投手(2年)が3者連続四球を出しながら七回まで3イニング無安打無失点投球を続け、釧路江南の反撃を許さなかった。


■3回無失点投球だった公式戦初登板の池西竜太郎投手(3年)について東海大札幌高の大脇英徳監督(49)
「その割にはナイスピッチング。自信も付いたと思う」

■準決勝で対戦する北海には昨秋の決勝戦で6失点を喫している東海大札幌高の矢吹太寛投手(2年)
「次こそ。去年は(北海に)負けているので、しっかり抑えてチームが勝てるような投球をしたい」

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