【一問一答】ドラ1左腕・細野〝エスコンデビュー〟で4回無安打無失点「自信になります。ただ、次からが大事」
■イースタン・リーグ8回戦 巨人2-6日本ハム(5月26日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのドラフト1位ルーキー・細野晴希投手(22)が、エスコンフィールド北海道で行われた2軍巨人戦に先発。4回無安打無失点の好投で〝本拠地デビュー〟を飾った。直球の最速は152キロを計測。将来性豊かなサウスポーが、北海道のファンの前で能力の一端を披露した。試合後の一問一答は以下の通り。
―素晴らしい投球だった
「初回以外は…。少しずつ修正していけたので、そこが一番良かったです」
―修正したのは制球面か
「そうですね。1軍でやっている選手たちが(打線に)並んでいたので、ちょっと下から行ってしまった部分があったけど、二回からは自信を持っていつも通り投げようと思って切り替えができた。そこからだいぶ落ち着いてできました」
―球数は54球。予定通りか
「4回と言われていたので、予定通りだったと思います」
―エスコンのマウンドは
「ベンチから見るのと、マウンドに立つのは全然違いました」
―どういう景色が見えた
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「東京ドームや神宮とは別で、ちょっと違いました。詳しく(表現するの)は難しいけど、すごい雰囲気の中でやっているなと。緊張感はありました」
―手応えを感じた場面は
「四回は良かったなと思います。ちょっと3ボールが多かったので、打たせてアウトを取りたいなと思っていました。四回は10球いかないくらいで抑えられたので一番良かったです」
―無安打で抑えた
「自信になります。ただ、対戦もまだ全然少ない。次から、またどういう反応をしてくるのか。そこが結構、大事なのかなと思います」
―着実にステップを踏んでいる。1軍で古謝ら同期が投げているのは気になるか
「気になりますね。焦りというより、一緒のチームで戦っていた選手が投げているので。チームメートが先発しているから見る、みたいな感覚です」
―連絡は
「しました」
―お疲れと
「そうですね。朝連絡して(試合が)終わってから『記念すべき初登板、初黒星』とあっちから来て、元気そうでした」
―返信は
「初勝利はお預けだねって。『お疲れ様』で(連絡のやり取りが)終わりました」
―試合で投げられる喜びを感じるか
「最初はリハビリ明けだったので、とりあえず言われたことをこなしている感覚が強かった。最近はちょっとずつイニングも伸びているので、チームの一員として戦えているなと自分でも感じる。初登板よりも充実しているというか、投げていて楽しい感じはします」
―早く1軍で投げたい
「まだ足りないところが多いので。今は焦るよりも、ちゃんと状態を整えたい。弱点を克服するというか、ちゃんと(課題克服)してから行きたいですね」
―足りないこととは
「空振りを取ろうとした球がファウルになってしまったり。今はど真ん中を狙って、上手いこと散ってくれているみたいな感じ。加藤(貴)さんや山崎福也さんを見ていても、ボール球はわざとボールにしているみたいなピッチングだと、僕は見ていて感じる。それくらいのコントロールができないと1軍では厳しいかな。今はとりあえずゾーンに投げることを意識して、少しずつそういうところを詰めていきたいです」
―同世代のライバルたちが1軍で投げている。自らのデビューをどのように思い描いているか
「今年投げられるに越したことないけど、1個上には金村さんや矢沢さんがいて、2年目に1軍で活躍されている。良い見本の方たちが身近にいるので、来年が勝負なのかなと思っています」