今季、最優秀中継ぎのタイトルを初めて獲得した日本ハム・堀瑞輝投手（２３）が２１日、ビッグボスのもとでフル回転することを誓った。前日の秋季練習で新庄剛志新監督（４９）と初対面。来季の起用法について話が及んだとみられ、「監督の考えを尊重して言われたところで投げたい」と決意を新たにした。

ビッグボスのもとでフル回転誓う

　全身からオーラを放つビッグボスを目の前にして、堀に笑顔が広がった。「いろいろやろうと思っているので、ついてきてくれるか」と肩をポンとたたかれ、「しっかりと頑張ります」と力強く返答した。
　プロ５年目の今季は自己最多の６０試合に登板し、３勝２敗、防御率２・３６。４２ホールドポイントで初のタイトル獲得を決めた。
　セットアッパーとしてブルペンを支えた左腕について、新庄新監督はさまざまな起用法を考えている模様。「言っていいのか分からないですけど、いろいろと考えていらっしゃるらしいです。僕は言われたところを投げるだけ」と指揮官の方針に従うつもりだ。
　プロ入り直後は先発を務め、ショートスターターの役割も担った。「自分的には中継ぎでしっかりやっていきたいが、監督の考えを尊重して言われたところで投げたい」と繰り返した。
　昨オフは師匠の宮西と自主トレを行い、今オフも「やれるならやりたい」と熱望。ビッグボスの期待に応えるべく、万全の状態でキャンプインする。