高校野球
2024/05/27 19:50

北海 4季連続の道大会V王手 新エース浅水が公式戦初の完投勝利【春季全道高校野球】

2失点完投勝利を挙げた北海・浅水投手=撮影・十島功

■春季全道高校野球大会(5月27日、札幌円山球場)
▽準決勝 北海4-2東海大札幌


 2年生左腕の新エースが公式戦初の完投勝利で、チームを2年連続の決勝に導いた。背番号1を背負う浅水結翔(ゆいと)投手(2年)が今大会初先発。強力な東海大札幌打線に9安打を許しながらも、粘り強く投げ抜いた。120キロ中盤の直球に変化球を織り交ぜながらの完投勝利。打線も相手のミスに乗じて効果的に得点を積み重ねた。昨秋の全道大会決勝で対戦した難敵を退けて、4季連続の北海道大会制覇に王手。28日の決勝はクラークと対戦する。

左腕躍動128球 雨中の熱闘制した


 雨中の熱投でつかんだ白星は格別の味だった。2点リードの九回2死二、三塁。一打同点のピンチだったが、最後の打者を右飛に仕留めると、笑顔で大石広那(こうだ)捕手(3年)とグータッチを交わした。128球の完投勝利に、左腕は汗をぬぐいながら「疲れは全然ないです」と充実の表情を見せた。今大会から1番を背負う2年生の快投に、平川敦監督(53)も「9回を頑張って、しっかり投げ抜いてくれた。ずっと調子が良かったから行けるところまで行こうと思っていた」と称賛した。

先発を告げられたのは球場に向かう直前

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