■交流戦１回戦　日本ハム８－２阪神（５月２９日、阪神甲子園球場）

　日本ハムの水谷瞬外野手（２３）が２９日、甲子園で行われた阪神戦に「１番・左翼」で先発し、プロ初の猛打賞を記録した。七回の３安打目は、ダメ押しの２点タイムリー。勝負どころでも結果を残し、新庄監督の期待に応えた。昨オフ加入した期待のスラッガーが、得意の打撃でアピールを続けている。試合後の一問一答は以下の通り。

―３安打
「一日１本ずつという気持ちでやっていて、運良く２本目、３本目という形で出てくれた。そこ（猛打賞）はおまけかなと思っています」

―七回はダメ押しの適時打
「チャンスの場面だったので何とか、という気持ちはあった。ランナーが足の速い選手２人ということで、そんなに気負うことなく、少し浅いフライでもタッチアップで返ってきてくれる、という気持ちもありました」

―初の猛打賞
「そんなに実感はないです。不思議な感じです」

―ソフトバンクの先輩だった大竹との対戦は

「大竹さん。意識していないと言ったらウソになりますけど、何とか打とうとは思いました」

―甲子園の雰囲気は
「自分、個人的に阪神ファンでずっと見に来ていた球場でした。ファームでは来たことがあったけど、実際に１軍の試合で来て、声援がすごいなと思いました。高校野球でも憧れの地ではあるんですけど、阪神ファンとしても憧れの場所。そういうところに１軍の選手として立てているうれしさと、これまでの全てにおいての感謝と、『きょうは思い切り、めちゃくちゃいい球場で遊んだろ』という気持ちで朝から来ていた。それが結果としてこういう形で、チームに貢献できて良かったです」

―大歓声がプレッシャーになることは
「守備のときは怖いですね。あれだけすごい声援なので。なかなかプレッシャーはかかっていましたね」