ファイターズ
2024/05/29 23:40

《SHINJOの信条》それ(ファンの喜びの声)が聞けたら、いくら怒られても別にいいです

 

■交流戦1回戦 日本ハム8-2阪神(5月29日、阪神甲子園球場)

―(試合後自ら、阪神のユニホームを着てメンバー表交換したことに触れ)
「選手時代に監督にめっちゃ怒られて。タイガースのユニホームでシートノックに出て。監督の自分がやったら(すぐに)怒る人はいないかなと。たぶん(球団の)吉村本部長にあした、めっちゃ怒られます(笑)」

―事前に伝えていないのか
「言ってない。NPBの方から、柔道で言う有効、技あり。あと一回やったら退場と警告が来て。5番のユニホームも用意していたんですよ。それは考え中」

―もう一回できる…
「退場は嫌やしな。このユニホームは、タイガースファンの人にプレゼントして。何か、プラスになればいいかなと思って」

―阪神のユニホームはいつ、作成したのか
「もう1カ月前。オーダーして。サイズも寸法も。誰にも言わずに。極秘? もちろん」

―ネームの新庄監督は
「漢字で新庄監督がちょっとかっこいいかなと思って。怒られる前提。罰金、用意していたもん。岡田監督も記念撮影を快く受け入れてくれて。記念になりました」

―審判には事前に言っていたか
「言っていない」

―岡田監督は知らなかったのか
「知らない。許可とかもない。『何やそのユニホーム』みたいな顔はしていましたけど(笑)」

―知ってたのは監督とメーカーの人くらいか
「そうです。マネジャーにはタイガース時代からのオレのファンがいて、その人にプレゼントしたいから作りたいと言っていたんです。そうしたらタイガースのユニホームで出て来て、『ヤバ』みたいな顔をしていた」

―いつ着替えたのか
「(午後5時)54分」

―また戻ってすぐ着替えて
「そうそう(笑)。でもね、スタンドの阪神ファンのみんなが思い出してくれたというか。63番がデビューなので。それ(ファンの喜びの声)が聞けたら、いくら怒られても別にいいです」

―63番にしたのは、デビューしたときの思いがあって
「(デビューした5月)26日が最近だったから。何とか63番で監督としてメンバー交換をしたかったというだけ」

―きょうの試合で一番沸いた
「こういうことをしたとき、僕は昔から試合には勝っていたので。縁起を担ぐじゃないけど、勝てて良かったなと」

―甲子園の1勝は
「大きい。ほんと選手たちが幸せだなと。こんなすごい球場、あれだけのファンの前でプレーできる。オレ、出たいなと(笑)」

―2年前より強くなった姿を見せられた
「ほんとですよ。強いなー、ファイターズ変わったなーとスタンドのみんなも思ってくれたと思いますし。こういう戦い方をしていて、セ・リーグはタイガース、パ・リーグはファイターズのファンになるきかっけになってくれたら。うれしいですね」

―きょうの阪神のユニホームは売り出したり
「あげますよ、ぜんぜん」

―どんな形でプレゼントするか
「ここのタイガース記念館(甲子園歴史館)に飾ってもらおうかなと思って(笑)。僕の何かあるでしょ? いらないとは思うけど」

―5番のユニホームも持ってる
「持っている。でも警告を食らったから」

―公式な警告なのか
「(うなずいて)うん。NPBの担当者から。すぐ来たみたいです」

―現役時代からの累積もあるのか
「なんかするだろうと警戒されていますから、僕は。まさかタイガースのユニホーム着てくるとは思っていないから。でも、審判の方には『さすがやね』って褒められました(笑)。ありがとうございますと」

―警告なければあした5番を使う予定だったのか
「でも勝ったので。そこは着ずに。近本くんに渡そうかな(笑)。5番だし。きょうは野球の話、いいでしょ?」

―ハイタッチはなかった
「記念撮影だけで僕は十分で。岡田監督と審判の方と撮影したかった」

―あしたはハイタッチを
「いやいや、もう普通に、と言っときます。あしたもきょうみたいな勝ち方を。5回までいい試合でしたけどね。あのウォーっていう、うちの選手が圧倒される声援を聞きたいという気持ちもありました。あした、2対2くらいで八回くらいまでいったときにはもう、脳汁が出てくるでしょう」

―あすの打順は
「今から。きょう勝って、気持ちの面でも余裕ができたというところであしたのオーダーを考えたい。きょうは、水谷くんが三遊間へヒットで万波くんがドカンっていうイメージだった。万波くんがセンター前で水谷くんが左中間に打って1点入る、どっちにしようかなって迷った。きょう正解でしたね。水谷くんが打って万波くんが一発打ってくれた。風がセンターからライト気味だったからどうかなと思ったけど、よく力で持っていきました。ただ、伊藤くんがフォアボール、同じバッターに三つ。5回で四つ。『近本くんは警戒しておけよ』と言って、スコアリングポジションにいたら歩かせるくらいの気持ちで。乗せるなよと。そうしたら案の定、打たれて。そのへんは反省してもらって。マルティネスはどうした?」

―走塁ミス。サイン、カウントを間違えたか
「びっくらこいたわ。こっちは。偽装スチールしたのかな。しなくていい。いらないよ。言っておきます」

―七回はいい点の取り方
「五十幡くん、ちょっとスタート遅れて。これは僕、90%から100%セカンドスローはないと思って、五十幡くんを走らせて。セカンド(送球)いったから、ダブルスチールかい、と。セカンドか…。ちょっとそれは勉強になった。あしたも楽しみます」

【ハム番24時:やまーんとこうしえーん】

あわせて読みたい