コンサドーレ
ミシャ体制の集大成へ複数得点勝利で自信つける! けがから復帰した札幌FW鈴木武蔵が窮地救う
■5月30日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
右太もも裏痛から復帰
今週から全体練習に完全合流した北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(30)が、自らのゴールで6月反攻の原動力となることを誓った。5月11日のアウェー川崎戦(0●3)後、右太もも裏痛でリーグ戦3試合を欠場した鈴木だが、オフ明けとなった28日のトレーニングから全体練習に復帰。患部の状態について「大丈夫」と口にするなど、6月2日のアウェー東京V戦(味スタ)に向けて臨戦態勢を整えつつある。
いまだFW陣にゴールなし
目下リーグ戦19位に沈む札幌にとって、悩みの種の一つが総得点13というリーグワースト2位の得点力。特に鈴木を含む4人のセンターフォワードには、リーグ戦、ルヴァン杯を含めて公式戦でいまだにゴールが生まれていないという非常事態だ。
やっていること自体は悪くない
三上大勝代表取締役GM(52)は前日29日に、今季の最優先の目標をJ1残留とすることをクラブの公式ホームページで表明したが、その目標を成し遂げるためには、何よりもまず現在のFW陣の窮状を打ち破らなければいけない。「チャンスはあるので、その中で僕たちが決めてゲームの状況を変えていかないといけないので、そこはFWが鍵になる」と、置かれている立場は十分認識している。
「良い形で複数得点で勝てれば、自信がついてくると思う。自分たちのやり方はシーズン序盤よりも良くなっている。結果が付いてこないから自信が無くなっているけど、やっていること自体は悪くないので、続けてやっていくことが大事」
複数得点は3-3の湘南戦のみ
リーグ戦16試合を終えて複数得点を挙げたのはホーム湘南戦(3△3)のみだが、この試合では3得点を奪った成功体験よりも、3点リードを追い付かれた悔しさしか残らなかった。今度こそ複数得点での勝利を手にして、チーム上昇のきっかけにつなげたいところだ。