ファイターズ
2024/05/30 23:35

細川凌平がかなえた1つの夢 「親子の1つの目標が達成できた瞬間だったんじゃないかな」

「9番・二塁」で先発出場した細川=撮影・松本奈央

■交流戦2回戦 日本ハム6ー0阪神(5月30日、阪神甲子園球場)

プロで公式戦初の甲子園舞台 「9番・二塁」でフル出場

 足しげく通った球場で、親子の夢をかなえた。日本ハムの細川凌平内野手(22)が30日、甲子園で行われた阪神戦に「9番・二塁」で先発出場。プロ入り後初めて公式戦で甲子園のフィールドに立ち、ハツラツとしたプレーを披露した。

 4打数無安打と快音こそ響かなかったが、堅実な守備でアウトを稼ぎ、勝利に一役買った。

七回、二塁の守備に就く細川

 

カクテル光線に虎党の大声援 これぞ甲子園のナイター

 カクテル光線に照らされたグラウンドの上で、深い感動を覚えていた。黄色く染まったスタンドからは、おなじみの大声援が注がれる。完全アウェーの空気でさえ、どこか心地よかった。野球人・細川の原風景は、この夜プレーした甲子園にある。

七回、阪神・渡辺の打球を捕球する細川

 

タイガースに憧れ、甲子園に恋した少年時代

 声をからし、全力でメガホンを叩いた。夢中になって試合を観戦した幼い日を思い返し「自分がずっと応援してきたチーム。小さい頃にプロ野球選手を目指すきっかけになったのは、阪神タイガースと甲子園球場。『格好いいな、プロ野球選手になりたいな』って思った場所でプレーできて、不思議な気持ちになりました」と感慨に浸った。

実家には数え切れないほどの阪神グッズ

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