《SHINJOの信条》惜しかった。ウエートしろ、と思った(笑)
■交流戦1回戦 DeNA4-3日本ハム(5月31日、エスコンフィールド北海道)
―(試合後、自ら口を開き)
「良いゲームでしたけどね。郡司くんのホームラン、水野くんのホームランで、良いゲームでした。今までこういう試合を勝ち取ってきたので、あしたはなんとかやり返したいと思います」
―九回、水谷のあわや本塁打の大飛球で頭を抱えていた
「あー、頭を抱えたというか、惜しかった。ウエートしろ、と思った(笑)。ああいう際どい当たりを打つぐらいの力はあるので、もう3ミリ、ボールの上(側を打っていれば)。惜しかった」
―先発の金村が8回2失点の好投
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「ゲームをつくってくれたし、球数も制限はないんですけど、きょうは117。少しずつ伸びてきて、次は完投、完封、いってくれる気はしますけどね」
―終盤の七、八回は3者凡退。スタミナがありそう
「100球を超えた時点で、手の感覚がちょっと(変わったり)。体の疲労とかも出てくる中で、ピッチングコーチを含めて聞くと、コントロールが良くなるらしいんですよ。そのへんはちょっと難しいけどね」
―ここまで勝ちゲームを締めてきた田中正、河野が失点。仕方ない面も
「仕方ないというか…間隔の問題で、空きすぎていたというところもあるんですけど、連戦が続くので。本人たちが一番、悔しいと思うし、次に投げた時にビビって投げるのか、この悔しさを逆に(力に変えて)、抑えてやろうという気持ちで投げるのか、そこの問題じゃないですか」
―ルーキーの宮崎が1打席目に初安打
「うれしかったです。期待には応えてくれましたよ」
―監督もうれしそうだった
「それはうれしいでしょ。即、上がってきてスタメンで1打席目にヒットを打って。十分じゃないですか」
―清水の1軍昇格は打撃を買って
「そうです。本人が一番、打ちたかったんじゃないですか。あの場面。あと、田宮くんのところ(八回無死二塁で三直)。イメージではレフト線に…。あれは(ボールの)3ミリ下を打てば(笑)。いい打ち方をしましたけどね。まあ、あした、あさってと勝てば全然、問題ないし、いきます」
【《岩本勉のガン流F論》金村&田宮の若いバッテリーに見えた強さ】
【試合前】
―(自ら報道陣に歩み寄り)
「きょう7番レフト宮崎くん。これはね、早い段階で経験させることが一番の成長だし、長いシーズン、層を厚くしておかないと。何かあった時、ポンと行ってもらう。2軍でいくら経験させても違うんですよね。恰好(かっこう)の舞台なんです。僕が、俺19歳だったんですよ。1軍デビュー」
―新庄監督の1軍デビューは1991年
「91年。東京ドームなんですよ。いきなりランナーサードで佐々木恭介さんが『おい若造、真っすぐ狙っていけ』、『嫌です』、『なんや嫌って』、『カーブ狙います』。香田さんというピッチャー、巨人の。僕はカーブ来ると思ったんです。『生意気なおまえ、じゃあ打ってみろ』。カーブ、カーンってセンター前。で、また有働さん。『何、狙うんや』、『見えたら振ります』。で、またカーブなんですよ。そこからカーブが得意になったという。だから早いうちに若いうちに1軍の舞台で経験することが成長につながるし、層も厚くなるしというところで、きょうは7番に。活躍してくれたら、またうれしいしね」
―1軍に呼んだのは
「水谷くんがレフト、野村くんがレフトで、今、スティービー(スティーブンソン)が落ちて。宮崎くんは守備がキャンプ中からいいなと思って、肩も強いし、守備固めのイメージ。まずは。でもファームでの映像を見ていたら、キャンプの頃とちょっとレベルが上がったバッティング。バットの軌道が良くなっていたので、打てるんじゃないかなと。きょう(相手の先発は)東くん。じゃあスタメンでいこうと。で、水谷くんをDHでいこうかなと」
―勝っている時だから試す
「そう。そこなんです。負けている時なら、ありふれているというか。勝っている時に守らせてくれるんだという気持ちがめっちゃ高まると思うから。きょうから(出場選手登録の)牧くん…。走れるのかな? 守るのかな? では。また。ご飯食べてきます」