【一問一答】金村尚真 プロ入り最多117球で8回2失点 好投の裏に山崎の助言
■交流戦1回戦 DeNA4ー3日本ハム(5月31日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの金村尚真投手(23)が31日、エスコンフィールド北海道で行われたDeNA戦に先発し、プロ入り最長の8回を投げて2失点の好投を見せた。球数117も最多。勝ち星こそ逃したが、山崎福也投手(31)の助言も生かしながら、ローテーション投手の役割を果たした。試合後の一問一答は以下の通り。
―8回2失点。内容を振り返って
「要所要所をしっかり締められましたし、三振を取りたい時に取れて、良かったところもたくさんあったので、次につなげていけたらなと思います」
―プロ入り最長の8回、最多の117球
「七回が終わった時点で100球を超えていたんですけど、もう1回行きたいなと思っていました。そうしたら、ボスが『あと1回』と(ポーズを)やっていたので、よしきた!と思って。先発する以上、どんどん投げたいですし、投げることでチームに貢献できるかなと思うので、次もそういう意識を持ってやっていけたら」
―疲労は感じなかったか
「そんなに。いつピンチを背負っても後ろにすごくいいピッチャーがたくさんいるので。そういう意識だったからこそ、気持ちに余裕が少し生まれましたし、良かったかなと思います」
―監督からもう1回と。少しずつ信頼を得ている実感はあるか
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「でも、(もっと)信頼がないと、あと1イニング(九回まで)投げられないと思いますし、そこは勝ち取らないといけないところだと思うので、もっと信頼されるピッチャーになれれば」
―二回、四回に失点したが、立て直せた要因は
「失点はしましたけど、建山コーチからもソロは問題ないと言われていましたし。試合前に(山崎)福也さんと話して『点数を取られてもいいから、しっかり試合をつくること。ズルズルいってしまったら、2点、3点取られる。試合をつくることを意識してやっていけば大丈夫』と声をかけていただいて。やっぱりその通りだなとすごく思いますし、切り替えが大切だなと思うので。しっかり切り替えることができました」
―本塁打を許していた筒香に対し、六回は打たれた真っすぐを見せながらカットで三振。攻め方を工夫して
「すごくいいバッターだと分かっていますし、真っすぐを打たれて。次は、たぶん、真っすぐを張っていないかなと感じました。その中で最後、カットで見逃し三振を取れた。バッテリー間で変化球攻めがセオリーかなと思うところですけど、打たれたらあえてその球でいきたいという僕自身の思いもあって(真っすぐも使った)。強い気持ちでいけました。本塁打の後、四球だとどうしても流れも悪くなると思うので、良かったです」