「何よりも勝利を求めて」札幌DF岡村大八が覚悟示す 2日アウェー東京V戦(予想スタメン付き)
■6月1日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は2日のアウェー東京V戦(味スタ、午後1時5分キックオフ)に向け、11対11やセットプレー練習などで最終調整。練習後、遠征メンバーは敵地に向かった。激動の1週間を送った札幌にとって、リスタートの一戦とも言える東京V戦。是が非でも勝利が欲しい大事な試合を翌日に控え、札幌の守備の要・DF岡村大八(27)が決意を語った。
監督の今季続投が発表されチームに変化
先月25日のホーム鹿島戦で3失点大敗し、試合後に選手ミーティングが行われた。同29日には三上大勝代表取締役GM(52)のメッセージがリリースされ、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の今季続投と、J1残留を第一優先とする方針が発表された。まさに札幌にとって激動の1週間となった。
実戦形式の練習中に厳しい声かけが
そんな状況下で行われた今週のトレーニングでは、実戦形式の練習中に、選手同士が厳しく声をかけ合うシーンがたびたび見られた。鹿島戦後、チームメートたちの試合に臨む姿勢について苦言を呈していた岡村も「みんなが意識高く改善しようとしているのが見られた。強度も高かったし、良いトレーニングを積めたんじゃないかな」と、今週の練習内容に手応えを感じている。
昇格組ながら手強い相手
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対戦相手は、今季16年ぶりにJ1を戦っている東京V。J2からの昇格組ながら、ここまで16戦を戦い4勝9分3敗で、現在12位。前節は敵地で前年のJ1王者神戸を1-0で下すなど、決して一筋縄ではいかない相手だ。前線には今季6得点のFW木村勇大(23)と、今季4得点のFW染野唯月(22)という若き強力2トップが並ぶ。
強力2トップ 連係して封じ込める
そのFW陣と対峙する岡村も「良い選手」と2人を警戒するが、「リスペクトはしながらも、自分たちの強さを発揮しながら、チャレンジ&カバーをしっかりやることと、カバーリングの意識を強く持ちたい」と、味方守備陣との連係で封じ込め、仕事をさせない構えだ。
「走る」「戦う」姿勢を前面に出す
J1残留という方針を明確に打ち出して臨む最初の一戦。「前提となる走る、戦うというところを前面に出しながら、攻撃的に行って相手より多くシュートチャンスをつくり出し、何より勝利を求めてやっていきたい。本当に一戦一戦が大事なので、死にものぐるいで勝ち点3を取りに行きたい」と、岡村は絶対に勝利をもぎ取る覚悟で東京V戦に臨もうとしている。激動の1週間を経て、札幌は戦う集団に変貌を遂げたのか。その答えを味スタのピッチ上で示す。