ファイターズ
《ハム番24時》6月2日
各地の球場を訪れるたびに、プロ野球選手であることを実感できる。プロ3年目の畔柳は日々、新鮮な気持ちでフィールドに向かっている。
前カードの甲子園は、右腕が高校時代のセンバツで2度の完封勝利を飾った思い出の球場だった。てっきり慣れ親しんだ場所なのかと思っていたが、気分を尋ねると「懐かしいですね。でも僕の時はコロナ禍でお客さんがほとんどいなかった。雰囲気が全然、違います」と、黄色く染まるスタンドを見渡して目を輝かせていた。
本拠地のエスコンフィールド北海道も、ファームで登板したきり。1軍戦力として足を踏み入れるのは、今カードのDeNA戦が初めてだ。
2日の試合前に取材をした際には「新鮮な気持ちです。ロッカーがすごくきれいで、いるだけでテンションが上がります。お風呂も充実しているんですよ! ここで早く投げたいですし、試合で緊張するタイプではないので楽しむだけですね」とにっこり笑い、心境を明かしてくれた。
「僕は1軍初心者なので、思い切りやることが一番大事。攻めの姿勢を忘れずに、戦っていきます!」。フレッシュな気持ちをいつまでも忘れず、全球場制覇を成し遂げてほしい。