札幌FW大森真吾がチームも自身も状況変える今季1号でルヴァン杯8強王手だ
■6月3日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
ルヴァン杯POラウンド富山戦
北海道コンサドーレ札幌は5日のルヴァン杯プレーオフラウンド第1戦・J3カターレ富山戦(札幌ドーム)へ向けて練習を行った。前日2日のアウェー東京V戦にスタメン出場した選手はリバカリーに専念したが、残りのメンバーは大学生を加えてハーフコートで7対7のミニゲームなどを行った。
今の状況から抜け出したい
体調不良で別メニューが続いていたFW大森真吾(23)がルヴァン杯に向けて復調気配だ。ミニゲームでは1トップの位置に入り、積極的にシュートも放つなど、全快をアピール。「良くないサイクルに入ってる気がするけど病は気からって言うんで、気分が落ちてたんじゃないかな。頑張りたいと思います。とにかく抜け出したいですね、今の状況。僕もチームも」。今季FW登録者第1号を決めて、暗いトンネルから抜け出すきっかけにする。
「かなり守備はいいって聞いてる。1点取れば…」
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相手は波に乗っている。3月の1回戦でJ2山形を撃破すると、J2清水、J1神戸と立て続けに強豪を下して札幌に乗り込んで来る。「今年すごい自信持ってやってると思いますね、ルヴァンに関しては。清水、ヴィッセルに勝っているんで、やりづらいと思います。かなり守備はいいって聞いてるんで、点を取りたいけど、本当に頑張るしかない。1点取れば気持ち的に変わる。去年もFC東京戦で1点取れて、それまでなかなかうまくいってなかったけど、あの1点でだいぶ気持ち的に変わった。今年はキャンプこそ良かったけど、それ以降はずっとダメなんで、どこかで変わりたい」。今は喉から手が出るほどゴールが欲しい。それが点取り屋にとって最高の良薬だ。
札幌ドームでリードできれば
ホーム&アウェーの短期決戦。「やっぱり1戦目が大事。ホームでリードできれば、アウェーでちょっとは楽な戦いになる。アウェーはすごい難しい試合になる。それがJ3ではなおさら。長野もすごい難しい試合だったので、どれだけホームで有利な状況をつくれるかっていうのは大事」。まずは先手必勝で、富山の快進撃を止める。