冬季スポーツ
女子1500美帆 大差で開幕連勝
■スピードスケートW杯第2戦最終日
男子500新浜は今季2勝目
スピードスケートのワールドカップ(W杯)第2戦最終日は21日、ノルウェーのスタバンゲルで行われ、女子1500メートルで世界記録を持つ高木美帆(27、日体大職、帯南商高出)が1分55秒67で優勝した。第1戦に続く勝利で、この種目で通算11勝とした。佐藤綾乃(24、ANA、釧北陽高出)が1分56秒51で3位に入った。また、男子500メートルは日本記録保持者の新浜立也(25、高崎健康福祉大職、釧商高出)が34秒57で今季2勝目、通算8勝目を挙げた。
高木美は2位に0秒58の大差つけて開幕2連勝を飾った。今大会は第1日に慣れない5000メートルにも出場。2位だった1000メートルも含めて高い水準の滑りを披露し、「結構ハードな週末をしっかり乗り切れた」と笑みを浮かべた。ただ主戦場の1500メートルについては自らに厳しい。「すごくいい時と比べ、タイミングが合わないと感じる部分があった」と課題が口をついて出た。
男子500メートルの新浜は11月のW杯2大会の4レースを優勝2度、2位1度で終えた。シーズン開幕前はスケート靴の調整に不安もあったが、高い実力を証明。「もうちょっと上がる感覚がある。いい形できている」と納得顔だった。(共同)