■６月４日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

―リーグ戦は現在中断に入っている。カップ戦はあるが、次のアウェー京都戦（１５日）に向けて、この２週間をどのように生かしていくか
　２週間の間に３試合ある。京都戦を入れて４試合が続くので、それを頭に入れながら。

　我々は今最下位で、内容的にもまだまだ改善が必要だ。これというところ一つではなく、２週間後に少しでも良い状況をつくれるように。カップ戦もあって難しい状況ではあるが、人を回しながら、少しでも良い状況をつくる準備をしていきたい。

　その中で１試合目が、明日行われる富山戦。ルヴァン杯に限った話をすると、富山はＪ３ではあるが、まず山形に勝って、清水も倒して、その後神戸にもＰＫ戦で勝利を収めたチーム。非常にコレクトなチームであるし、映像でも見て取れる。

　もちろん京都戦も頭に入れながら準備しているが、まずは目の前の相手である富山に対して、最大限のリスペクトを持って試合をする。

―トレーニングを見る限りでは、東京Ｖ戦と大きくメンバーを入れ替える形になりそう。明日出場する選手たちに期待することは

　若い選手や、出番が少ない選手に、いつもベストのプレーを期待している。若い選手にどういうものを求めているか、どういうことを聞きたいのか、いろいろ皆さんの思惑というか、聞きたいところはあるとは思うが、「若手に期待している」というコメントを聞きたいのであれば、そのように発言はできる。まあそれは冗談だが（笑）。

　それはそうと、もちろん富山も良いチームなので、若い選手には自分のチャンスだと思って、しっかりと自分ができることをベストを尽くしてほしい。結果を出す選手がいるならうれしいし、そうなることを待っているし、期待している。

―リーグ戦が中断する中で、その間にレギュラーメンバーに意識の面などで求めるところはあるか
　もちろん、いろいろ想定しながら準備する。２週間全く試合に出ないかとか、準備期間もあるし、順番もあるので、そのあたりはこちらでコントロールしながら、チームにとって最善の方法で対応していく。そのあとには天皇杯もあるので、いるメンバーの中でバランスを取りながら。そのあとに京都戦、そしてどんどん（試合が）続いていくので、ファーストチームも、どこかでプレーすることを想定しながら準備していく。