いまの若い子は気遣いがマメ

　日本ハムのチーム最年長・宮西尚生投手が、２日に３９歳の誕生日を迎えた。当日は千葉・鎌ケ谷で行われた残留練習に参加。後輩たちから盛大に祝福され、「いまの若い子はすごいよね。気遣いとかマメ。スタバカードのギフトがめっちゃ来たから、大量にウォレットに入っているよ。３０杯くらい飲めるんちゃう」とうれしそうだった。

直接渡せなければＬＩＮＥギフト

　自身もマメにプレゼントを贈っている。「インスタ（グラム）をするようになって、ファイターズ（公式アカウント）が誕生日（投稿）を出すから、それで分かるようになったよね。河野とかもそうだったけど、上（１軍）におるから渡せない。気付くのもその日だし」。５月３０日が２６歳の誕生日だった左腕には、直接渡せない代わりにソーシャルギフトを使った。

　最近、重宝しているというのが、ＬＩＮＥでつながっている友達へプレゼントを贈ることができるＬＩＮＥギフト。「あれマジで便利。フル活用。（今年）２月に知ってからそこから鬼利用。上におるやつは稼いでいるし、スタバはすぐ飲めるしいい。こんだけ後輩おったら（プレゼントの）ネタがない。簡単にものを贈れる世の中になっているから、こっちもマメになるよ」

「（関係が）近いがゆえに、余計腹立つわ」

　プレゼント交換を楽しんでいるが、誕生日に「コイツだけ何もしてこなかった。リアルに」という後輩が…。コイツとは公私ともに仲の良い玉井のことで、「アイツは意外にそういうタイプ。（関係が）近いがゆえに、余計腹立つわ」と不満顔。玉井本人は寮から最寄り駅まで車で送ったのがプレゼントだと言い張っているようだ。

画面越しはカウントに入らず…

　強気な男がもう１人いた。「（斎藤）友貴哉も何もしてくれてへんわ。おめでとうも言われてない。ピッチャーの後輩はみんな言ってくれているけど…」。そうボヤく宮西の横をちょうど通りかかった右腕は２日遅れで「おめでとうございます」と満面の笑み。「画面越しにおめでとうと言いましたよ」と、自身のスマートフォンで先輩のインスタグラムをチェックし、画面越しにお祝いしたと主張していた。

　宮西にとって、３０代最後の年。プロ１７年目を迎えたレジェンド左腕は、個性派ぞろいの後輩たちに囲まれていた。