■交流戦１回戦　日本ハム５－０広島（６月４日、マツダスタジアム）

　日本ハムの北山亘基投手（２５）が広島戦に先発し、５回２安打無失点の好投で４勝目を記録した。１５０キロ前後の直球を軸にしながら、変化球の投球割合を増やしたことが好結果につながった。北山の好投で敵地でのカード初戦を快勝し、順位も２位に浮上した。試合後の一問一答は以下の通り。

―登板を振り返って
「ストライクゾーンで勝負すること。真っすぐ、変化球もどっちも。そこをまずは一番の課題としていこうと。比較的、頭からそういった形でいけたので良かったかなと思います」

―四回には２四球を与えた
「ちょっと四回、右打者に２人とも四球を出して危なかったというか、（投球の）ラインが出なくなったので。後から振り返れば課題が残る部分はそこだったんですけど、出した後にはヒットと一緒という感じで切り替えて、また打者と勝負しようというところで、最後そこは良かったかな」

―きょう四球をいくつ投げてもいいと監督から言われた
「そうやって言ってもらえて、出した後にしっかり切り替えて打者と勝負するという意味合いで言ってもらえたので。終わってしまえば、今日出した２個も課題として次回に詰めていかないといけないけど、実際、対打者に向けて投げている時は、しっかり切り替えて次に向かって集中できたのが良かった」

―監督がストラックアウトが効いたのではと

「そうですね。あ、監督が言っていました？ ストラックアウト聞きました？ ちょっとこう真剣に頑張るのも当然ですけど、ちょっと遊び心というか、ちょっと軽い気持ちで。良い意味で楽観的にというか、そういう意味では良かったのかなと思います」

―監督から四球を出すなと言われたら意識するが、出せと言われたら
「そういうあまのじゃくと言うんですか？ 出して良いよと言われたら逆に出したくなくなるというか、自分から前向きに出したくないというのが良いんじゃないかな？ 最終的には出したらダメと言われても、しっかり抑えられるようなピッチャーになりたいので、その糧になればいいかな」

―変化球を意識した
「そうですね。前回、ファームで投球割合、変化球の割合を上げていって、ストライクゾーンの変化球で攻めて勝負していくっていうのを課題でやったのを、これから１軍で継続してやりたいと思ったので、その延長線でできたので良かったと思います」

―球種も良かった
「そうですね。長い目で自分の中でコントロールして意図的に変えていけるようになっていければ、というのは思っています」

―カットボールとチェンジアップ
「カットとチェンジアップ、ツーシームを投げてますし、そこら辺がもっと精度が上がってくれたら。投げて対バッターと投げていく中でもっともっと高めていきたいです」