【気になるあの2人】第4回は〝だいき&すぐる〟昨年の球宴休みは男2人旅「お互い彼女がいないから(笑)」
実は仲がいいんです! ともに96年生まれの同級生コンビ
日本ハム選手同士の仲の良さを独自調査する『気になるあの2人』。第4回は、プライベートで2人旅するほど親密な〝だいき&すぐる〟の同学年コンビ。浅間大基外野手(28)と福田俊投手(27)に5つの質問をぶつけ、互いへの本音を聞いた。意外とずぼら、方向音痴、辛いものが苦手など、相手の知られざる一面を暴露しつつも、仲の良さを隠しきれない2人の関係性が見えてきた。
シンプルvs気分 呼び方に表れる互いの性格
【1】お互いの呼び方は
福田俊(以下すぐる)「僕は『だいき』です。だいき、だけです。たぶん最初は『あさま』で、いつからか『だいき』になりました。向こうはよく分からないいろんな呼び方をしてくるので、本人に聞いてもらって」
浅間(以下だいき)「いっぱいあります。『すぐる』『るるる』。意味はないです。気分です。るるるは響きですね。『る』って呼ぶ時も結構あります(笑)。るって呼んだら振り返るので」
ともに人見知り 浅間の積極アプローチが奏功
【2】仲良くなったきっかけは
すぐる「高校が神奈川で一緒で、別にしゃべったこともなかったですけど、向こうが圧倒的に有名だった。(横浜高の)浅間、高浜。浅間大基という存在を知ったのは、まずそこですね。プロに入って、初めてしゃべって、でもいつから仲良くなったかは覚えてないです。確か1年目の春キャンプが(2軍の)国頭で一緒だったんです。だいきが、けがか何かで落ちてきたのか。気付いたら仲良くなってました。最初のきっかけ、本当に覚えていないので、向こうに聞いてみてください」
だいき「最初は僕がめっちゃ話しかけていたと思います。僕、めっちゃ人見知りなんですけど、すぐるはもっと人見知り。高校から知っていたので、話しているうちに、向こうが心を開いてくれたと思います。心を開いてくれるまで僕が話しかけていました。気付いたら、2人で遊びに行くような仲になっていました。めちゃめちゃ優しいので。出会ってきた人間の中で、一番優しいんじゃないか、ぐらい優しいんですよ。僕が言ったことに笑ってくれるし、一緒にいて面白い。居心地が良いです。これ、付き合っているとか、うわさにならないですか? 大丈夫ですか?(笑)」
グラウンド上と普段のギャップが魅力
【3】相手のここが好き! 直してほしい部分は?
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
すぐる「人にない感性を持っていますね。人としてのセンスがある。ファッションセンスしかり、ワードセンスしかり、ノリしかり。だから面白いですよね。出せる具体例が…ちょっと出せないです(笑)。野球でいうと、真面目です。ちゃんとやることをやる。基本的に、あいつはちゃんとしてないやつのこと嫌いですね。プライベートは…面白いです。あと、前の企画(アイツらのことならオレに聞け)でも言いましたけど、都内をナビなしで行けるところがすごいです。直してほしいところは、突っ込めないぐらいのボケをしてくるところですかね。角度を変えた、差し込まれるボケをしてくる。直さなくてもいいんですけど、強いて言えばですね。あとは、たまにLINEで、TikTokのすごいよく分からない動画を送ってくるんですよ。急に、説明なくURLだけポンって送られてきて、基本は面白い動画なんですけど、一回、頭にめちゃくちゃ虫が湧いている映像が送られてきた。その時はさすがに気持ち悪かったです。鳥肌が立ちました。ちょっと、一言添えてほしいです(笑)。あと、舌が肥えているので、飲食店を決める時は気を使います。たぶん、近藤さん(ソフトバンク)とかに連れて行ってもらっていたんでしょうね。僕は基本的に何でも良いんですけど、だいきはちゃんとおいしくないと不機嫌になる。高級じゃないとダメとかではなくて、チェーン店でも良いんですけど、たまにハマらない時がある。そんなにグルメではないと思うんですけど、店選びに気を使います」
だいき「相手のここが好き…サイズ感(笑)。ちょうどいいですね。一般的には普通ですけど、プロ野球選手の中では小さめなので、安心感があります。サイズ感と、暇な時にLINEしてくれるところ。休みの日とかに、向こうから『何してる?』って連絡してきてくれるところが良いですね。なかなか僕、人から連絡されないんですよ。そして、どこかに行くとなったら、車で迎えにきてくれるところも好きです。直してほしいところは、お酒が弱いところ(笑)。あと、風貌がチンピラ過ぎるところ。最近(取材は5月中旬)、普段とかエグいので。髪型もパンチパーマみたいで。もうちょっとマイルドな雰囲気になってほしい。怖いです。もっと、すぐるの良さを出せる感じにできると思う。今は怖いというか、チンピラ感が先行し過ぎちゃっている。そこは直してほしいですね」
忘れられない過酷な滝行 語り明かした夜も
【4】一番の思い出は
すぐる「去年のオールスター休みに、旅行に行ったことですかね。山梨の清里テラスに行きました。だいきが行きたいと言ったので。自分はお酒を飲まないんですけど、だいきはお酒を飲んで、語り合って、熱い夜を過ごしました。野球の話は全くしないんですけどね。次の日には忘れているような話で盛り上がりました。あとは、12月に滝行に行ったんですよ。それは過去イチしんどかったです。だいきに、滝行に行こうやって誘われて、軽い気持ちで、おお行こうかーって付いて行ったら、地獄を見ました(笑)。マジで、息ができなかった。軽い気持ちで行くんじゃなかったです。1人ずつ入るんですけど、僕が先に入って、これはやばい、死ぬって思いました。震えすぎて、次に入っただいきを全然、見られなかった。でもだいきも一瞬、死にそうになって、滝から出そうになっていました。声を出すのが大事で、大声出したら、なんとか耐えられました。でも一緒に遊びすぎて、絞れないですね」
だいき「滝行、やばかったです。死にかけていましたね。1人で行くのが嫌で僕が誘ったんですけど、僕の方が死にかけてました。動画、バカおもろいですよ。あと、2人での山梨旅行はやっぱり思い出ですね。夜、酒を買って部屋に戻って、僕が飲んで、足りなかったので、飲んでいないすぐるに運転してもらって買い出しに行って。そしたら、コンビニですぐるが好きなヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)の、一番くじみたいなのがやっていたんです。まずシラフのすぐるがやったら、全然ショボいのしか引かなくて。次にちょっと酔っ払った僕がやったら、一番良いのが当たって。それは面白かったです。すぐるも爆笑していました。『おまえが当てるんかい!』って。景品はすぐるにはあげずに、姉ちゃんにあげました。姉ちゃんもヒロアカ好きなので」
優しすぎるすぐる 浅間「普通の友達」
-(なぜ、貴重な球宴休みに男2人旅を選んだのか?)
だいき「お互い彼女がいないからじゃないですか(笑)。それに尽きるんじゃないですか。出かける時はいつも、すぐるの車なんですけど、山梨旅行の時はさすがに遠いから、じゃんけんで決めようってなって、しっかり僕が勝って、すぐるの車で行きました。旅費とかは、だいたいトントンになるように、こっちをすぐるが出したら、こっちは俺が出すわって。そういうのもなんか良いんですよね。気を使わないで、自然にできる。野球に関係ない、普通の友達。たまたま出会いが、同じチームだっただけ。彼の優しさあってですね」
固い絆を物語る豊富なエピソード
【5】オレだけが知る相手の素顔を教えて
すぐる「浅間大基って、どういうイメージなんだろう。クールでかっこいい、そういうのが先行していますよね。めっちゃふざけますよ。全然クールじゃないです。意外とずぼらなところもある。完璧ではないです。洗車しないとか(笑)。意外と乱れている時あります。意外と隙がある。ただ、野球に関してはすごいです。いろいろなことを、しっかり考えてやっている。天才のイメージがあると思いますし、ポテンシャルも、もちろんありますけど、ちゃんと努力しています。そこは本当にすごいです。でも、洗車を手伝わされます」
だいき「弱潔癖ですね。すぐるの家に行っても、僕をベッドに入れてくれない。もちろん一緒に寝るわけではないですけど、ふざけて入ろうとするとブチ切れます。外の服のままでとか、そういうのもキレますね。結構、ガチで嫌な顔をするので、それを見るのがおもろいので、わざとベッドに飛び込もうとしたりします(笑)。そこだけは、マジでキレます。あとは、辛いもの苦手すぎる。カレー甘口です。ココイチで甘口です。あの感じで酒飲めない、カレー甘口。他にもいっぱいありますよ。結構、前の出来事なんですけど、バスでドラマとかアニメを見る時に、iPadを持っているのになぜか携帯で見ている。iPadがすぐカバンにあるのに。そういう不思議なところがありますね。あと、方向音痴です。運転していると、エグいです。どこかに行って、帰る時に、来た時と反対方向に行こうとするんですよ。野球に関してでいえば、めっちゃストレッチしています。夜、1軍にいる時は暇だったら、いっつもすぐるの部屋に行くんですけど、絶対にストレッチしていますね。あと、めっちゃ風呂に入るんですよ。外気に触れたら必ず風呂に入る。2人でスーパー銭湯みたいなところに行くじゃないですか。僕は帰っても風呂に入らないんですよ。彼は、銭湯行って、家に帰ってシャワー浴びる。だから、彼はいつも清潔です(笑)。清潔感にあふれています。何しに風呂行ったん?って思っちゃいますけど。それはみんなが知らない一面です」