ファイターズ
2軍戦で好投 育成4年目の松本遼大「真っすぐの質を高めたい」
■イースタン・リーグ8回戦 ロッテ5-1日本ハム(6月5日、鎌ケ谷スタジアム)
本格派右腕・松本遼大投手(22)が、キラリと光る投球を披露した。七回まで3投手が11安打を浴びせられたロッテ打線を、無失点に抑える力投。1回を無安打で締め、4年目の育成選手が、晴れ舞台挑戦へ強烈アピールだ。
2安打の山口を内角1球で料理
八回のマウンド。2安打と当たっていた山口航輝外野手(23)を内角の直球1球で二ゴロに仕留めた。188センチの長身を生かし、真上から投げ下ろすスケールの大きなフォーム。2死から四球を許したが、最後はきっちり三振斬りした。
切れのある直球が持ち味だが、この日はフォークボールを多投した。「カウントをとるフォーク。決めに行くフォーク。狙いどころを変えながら投げました」。
金子コーチ評価「持ち味は出た」
金子千尋投手コーチ(40)は「まあまあって感じですね。完璧ではなかったけど、それはこれからなので。フォークで空振りを取れたし、最後は真っすぐ決められていた。持ち味は出たと思います」と評価した。