高校野球
2024/06/07 23:15

04年駒大苫小牧の甲子園初制覇から20年 興南・我喜屋監督が白老町の講演で香田元監督との秘話語る

大昭和製紙北海道の選手として1974年の都市対抗で北海道勢初優勝した我喜屋優元監督が白老町に凱旋して講演会を行った=撮影・西川薫

駒苫V1の陰に同氏の助言あり

 大昭和製紙北海道の元監督で、現在は沖縄・興南高の我喜屋優監督(73)が6月7日、白老町で講演会を行った。現役時代の1974年に社会人の都市対抗野球で北海道勢初の優勝を経験し、指導者としても2010年に同校の甲子園春夏連覇に導いた名将が、04年夏に北海道勢初優勝した駒大苫小牧・香田誉士史監督(53、現・駒沢大監督)との意外な接点も明かした。

白老町制施行70周年&社会人野球初全国制覇から50年

 社会人野球の全国制覇から50年の節目と白老町制施行70周年を記念して町が招待。同町観光大使も務めている我喜屋監督が、部員を伴って来町するのは10年の夏合宿以来となる。翌8日には日本製紙白老球場で駒大苫小牧、北海道栄と招待試合を行う。今回の遠征では部員27人を帯同。夏の支部予選に向けてメンバーの絞り込みを兼ねた大事な2試合だが、駒大苫小牧を率いる佐々木孝介監督(37)との対戦には久しぶりの再会に声を弾ませた。

冬も除雪して屋外練習が結果へ

 大昭和製紙北海道に移籍してきたとき、冬はグラウンドを除雪してバットを振って練習していたという。冬のハンディを克服し、見事に全国制覇を成し遂げた。現役引退後は同部の監督を務め、93年の休部後も後継チームのヴィガしらおいで監督を歴任した。

香田元監督へ「ダメ出し1000回ぐらいした」

あわせて読みたい