山崎福也 六回途中2失点も7勝目ならず 得意のバッティングは「きょうはダメでしたね」
■交流戦1回戦 日本ハム5ー4ヤクルト(6月7日、神宮)
7勝目スルリも六回途中2失点 先発の役割果たした
日本ハムの山崎福也投手(31)が7日、ヤクルト戦に「9番・投手」先発し、六回途中6安打2失点。勝利投手の権利を持って降板したが、九回に味方が同点に追い付かれた。リーグトップを独走する7勝目は逃したが、試合をつくった。
思い出深い神宮球場 22年の日本シリーズでも躍動
山崎にとって神宮球場は日大三高、明大時代から慣れ親しんだマウンド。オリックス時代からバッテリーを組む女房役・伏見との思い出の地でもある。2022年の日本シリーズでは、2試合に投げて計9回無失点。第6戦では白星を挙げており、開幕前には〝さちとらコンビ〟ベストゲームとして「やっぱり日本シリーズじゃないですか」と挙げていた。
悔やまれる六回のピッチング
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毎回走者を出す苦しい展開だったが、粘りに粘った。四回には1死満塁のピンチを招いたが、オスナを一飛、中村を遊ゴロに打ち取り「五回までは無失点で投げられたので良かったです」
悔やまれるのが六回。先頭の4番・村上を四球で歩かせ、その後に1点を献上。さらに1死一、三塁と走者を背負った場面で降板した。「六回だけですね。それだけ反省点です」とグッと唇をかんだ。
2戦連続の快音とはいかず…
前回登板した5月30日の阪神戦(甲子園)では先制タイムリーを放つなど投打で躍動したが、この日は9番起用で3打数無安打。第1打席はファウルで粘ったものの捕邪飛。第2、3打席ともに中飛に倒れ「きょうはダメでしたね」と苦笑いを浮かべた。
目指すはもちろんリーグV その先にある日本シリーズ
昨オフ、フリーエージェント権を行使してオリックスから日本ハムに加入した。常々「優勝に貢献したい」と語ってきた。週明け11日からの交流戦最後の6連戦は、DH制のあるパ・リーグ本拠地での開催。有言実行でリーグ優勝を果たし、日本シリーズで「打者・山崎福也」としても輝きを放つ。