コンサドーレ
田中宏 リーグ戦デビュー狙う 負傷の左太もも癒える
■23日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌に来季加入が内定している立正大のMF田中宏武(22)が全体練習に合流した。11月上旬からチームに帯同していたが、左太ももを痛めてリハビリ中だった。残りはわずか2試合。リーグ戦デビューを目指し、猛アピールする。
ルヴァン杯は3戦出場
全体練習に合流した田中宏はフルメニューを消化。「あと2試合勝って終われるように、そこに関われるようにやっていきたい」と力を込めた。
10月中旬に大学での活動で左太ももを負傷した。以降は欠場を余儀なくされ、チームは関東大学リーグ1部で11位と2部降格が決定した。
「最後、残り何試合かに出られず、チームに迷惑も掛けた。後輩たちに1部の舞台を残せず、本当に残念。来年1年で昇格してほしい」。悔しさを味わったが、既に前を向いてもいる。「結果を残せるように」とプロでの飛躍を目指す。
特別指定選手としてルヴァン杯3試合に出場しているが、リーグ戦出場はまだない。スピードが武器のアタッカー。サイドから攻撃に変化を加えることができる。
今季中のJ1デビューへ、「メンバーに入るつもりであと2週間、アピールしていく」と決意表明。チームにフレッシュな風を吹き込み、6試合ぶりの勝利へアクセントとなる。
(石栗賢)