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北海道ガスが道内無敗で本大会切符 道勢通算100勝目へ三度目の正直だ【都市対抗野球北海道地区2次予選】
■都市対抗野球北海道地区2次予選最終日(6月8日、札幌円山球場)
▽北海道ガス2-1WEEDしらおい
2次予選2連勝で〝V4〟に王手をかけていた北海道ガスが2敗のWEEDしらおいに苦しみながらも終盤で逆転勝ち。1次予選から5戦全勝で7月19日に東京ドームで開幕する本大会の切符を手にした。6月18日から札幌円山で行われるJABA北海道大会で全国レベルの強豪相手に最終調整し、本大会では北海道勢100勝目に挑戦する。
七回に同点、八回勝ち越し
企業チームの北海道ガスが、8年ぶりに2次予選に駒を進めたクラブチームのWEEDしらおいに土俵際まで追い詰められたが、底力を発揮した。三回に先制を許すと六回まで打線が沈黙していたが、七回に無死一、三塁から犠飛で同点に追い付き、続く八回2死二塁から相手の失策で二走・武井伽耶飛主将(25、函大)が勝ち越しの決勝ホームイン。今季から主将を務める武井は「そう簡単にはいかないのが都市対抗。その中で、やり切る、勝ち切ることをチームで話してやってきた。追う展開で苦しかったが、1点取れば変わる、と言い続けて、とにかく暗くならないように、前を向いて明るくいこう、と常に話してました。ほっとしてます」と声を弾ませた。
昨季は敗者復活戦経由で勝ち上がり
昨季の反省を生かした。昨季は1次予選初戦の3回戦で、クラブチームの札幌ホーネッツによもやの敗戦。敗者復活戦経由で勝ち上がって本戦出場権を得た。「去年の経験がすごく生きている。工藤監督も常に言っているが、試合の入りから大事に。そこはチームとして意識が浸透している」。今大会は最終日のWEEDしらおい戦を除き、4試合全てで先制。さらに投手陣が5試合全て最少失点に封じる安定して隙のない野球を展開した。