ファイターズ
2024/06/11 16:40

《ハム番24時》6月11日

 久々に訪れた鎌ケ谷。ファン層が様変わりしていた。若い女性層が増え、昔顔なじみだったファンたちの姿が見られなくなった。推しの選手が去れば、ファンも去る。代わりに新たなファンが推し選手を応援。数年間隔でファンの彩が変わる。

 そんな中、15年来、応援し続ける親子がいる。千葉県船橋市の長谷川美穂さん(62、主婦)、亘さん(24、会社員)親子だ。きっかけは2009年のドラフトで2位入団した大塚豊投手(36、現日本ハムベースボールアカデミーコーチ)。大塚の人柄にほれた。「すごく優しかった。ルーキーの時から親切に受け答えしてくれた」と美穂さん。当時小学6年で、野球チームの仲間と訪れた亘さんも1度でハマった。以来、親子通いが続いた。

 鎌ケ谷は、選手とファンの距離感が近い。ルーキーから見続け「自分が育てた感」を味わえるなど鎌ケ谷ならではの魅力がある。美穂さんは、大塚投手が現役引退した後も、鎌ケ谷を離れなかった。4年前には親子でシーズン席を購入。選手たちに声援を送る。「チームの明るさが好き」と亘さん。美穂さんは推し選手はいなくても「活躍する選手たちを見るのが好き。鎌スタの雰囲気がたまらない。体が動くまで通いとおします」と目を細めた。

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