【一問一答】万波中正が8号3ラン 気になる現在の打撃の調子は
■交流戦2回戦 中日0-7日本ハム(6月12日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの万波中正外野手(24)が「6番・右翼」で先発出場し、1点を先制した直後の一回2死二、三塁で試合の主導権を握る8号3ランを放った。先制打を放った田宮裕涼捕手(23)に負けじと長打力をアピール。11日の試合で4打数無安打に終わった悔しさをすぐに振り払った。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―素晴らしい本塁打だった
「いや、素晴らしい一発でしたね」
―どんな心境で打席に
「なかなか最近、得点できていない中で、前のタミちゃん(田宮)が本当に打ってくれたので、楽な気持ちで打席に入れました」
―打った瞬間の手応え
「少し詰まったかなと思ったんですけど、最後伸びて入ってくれたんで、本当に良かったです」
―田宮の適時打はどう見ていた
「本当にネクストで、最近タミちゃんの後ろ打つこと多いですけど、願ったら必ず打ってくれるんで、なんかすげーと思いながら見てます」
―あした以降、どんな打撃を
「まだまだシーズン長いですけど、チームもちょっと全体的に疲れも出てきていると思いますし、苦しい時期もここから続くと思うので、僕の一本で勝てるように頑張ります!」
【試合後の一問一答】
―一回、3連打で回ってきた中で狙いなどは
「タミちゃんが打ってくれたので、チームとしてタイムリーがなかなか出てない状況でしたし、それですごい気が楽になったのは間違いないと思います。なかなか対戦のないピッチャーで、真っすぐは追い込まれるまでちょっと差し込まれながらだったので、まずそこはしっかりはじき返せるようにっていうのは、2ストライクからでも、そういう意識を持っていった結果が、高めの真っすぐでしたけど、うまく打ったかなと思いますね」
―中日・小笠原の球はイメージ通り
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「そうですね、球が強いピッチャーだなと思っていたので、実際見てもそういうピッチャー。それ以降の打席でも真っすぐですごい押し込まれてましたし、素晴らしいピッチャーだなと思います」
―いい状態になってきて、どんな球でも対応できる手応えは
「エスコンに戻ってきて、思いのほか、感じ良くないなっていうのが正直なところなんですけど、そういう中できょう1本ホームラン出せたっていうのは、すごい価値があることだなと思いますし、積極的にいく中でフォアボールを選べたのもいいこと。引き続き、コツコツ練習やって、調子を確実なものにしたい。まだまだ不安定なので、そこが少しでも安定できるようにやっていきたいと思います」
―一進一退
「先週はすごい良かったんですけど、あらためて新しい週になって、まだまだ一進一退っていう感じかな。きのうはピッチャーがすごいピッチャーだったっていうのもありますけど、それにしても、まだまだだなっていう感じがありますね」
―チームは2試合連続無得点だった
「僕自身、責任を感じるようなプレーが、特に神宮の最後の試合はありましたし、きのうも何も試合中できてなかったので、そういうところで責任はすごい感じてました。神宮の走塁ミス2つはやっぱり試合中に取り返したかったなって、自分のバットでって思ってましたし、きのうの高橋(宏)投手も防御率を見ても、点が取れないピッチャーなので、なんとかそういう苦しい中で一本打ちたいなって思っていたんですけど、なかなかどっちもうまくいかず。本当に責任は感じますし、反省だなと思ってました」
―吹っ切れる結果を出せた
「きょう、得点圏でホームラン出せたのはすごい良かったなと思いますし、それに関しては最高の結果になったなと思いますけど、でも1試合良かっただけかなっていう感じはしますし、この先もちろんそういう気持ちになることは幾度もあると思うので、そこはなんとか少しでも減らしていけるように、そういうチームが苦しい時に助ける一本は出せる選手になっていきたいなと思いますね」
―感覚の中で調子が上がりきらないのが続いている
「そうですね。先週でかなり良くなったかなと思ったんですけど、先週の最後のヤクルト戦もヒットの感じも良くなくて、やっぱりまだまだだなっていう。一気にドカンといけないなっていう感じです」
―何か要因はあるのか
「いろいろあるとはもちろん思うんですけど、右の膝が折れるのが早かったりとか、そういうことによって手が早く出てきてしまって、弱いスイングだったり、当てただけのバッティングになったりっていうのは、今年一番多いミスの仕方なので、そういう回数をどれだけ減らしていくかっていうことだと思いますけど、なんとか早く良くしたいなっていう感じですね」
―3学年違うが、東海大相模高・小笠原のイメージはあるか
「ありますね。甲子園優勝ピッチャーっていう。僕が入学する前の年、中3だったので、一番、高校野球を力入れて見ていたというか、来年から自分もそういうところでやるんだなって思って見ていた年だったので、すごい印象的ですね」