ファイターズ
2024/06/13 00:10

郡司裕也 夏の甲子園のリベンジ成功 〝因縁〟の小笠原から狙って放った一発

七回1死、郡司がソロ本塁打を放つ=撮影・小田岳史

■交流戦2回戦 中日0ー7日本ハム(6月12日、エスコンフィールド北海道)

9年越しの雪辱 七回に試合を決定付ける6号ソロ

 日本ハムの郡司裕也捕手(26)が12日、エスコンフィールド北海道で行われた中日戦の七回、小笠原慎之介投手(26)から第6号ソロを放った。

 9年前の夏の甲子園決勝の〝再現〟。仙台育英の4番だった郡司が当時、日本一を阻まれた東海大相模のエースにリベンジした。

隠すことのない燃える気持ち

 長年のライバルが立ちはだかった。少なからず、感情は高ぶっていた。特別な相手との真剣勝負。「紅白戦とか、何回か対戦していますけど、公式戦でいえば、甲子園以来ということになるのかな。因縁の相手。私怨(しえん)ですけど」と冗談を交えつつ、打倒小笠原に燃えていた。

七回1死、郡司(右)がソロ本塁打を放ち、チームメートとハイタッチを交わす=撮影・小川泰弘

 

左翼後方プルペンへ 二回には巧打と好走塁を披露 

 二回、直球を中堅左にはじき返し、相手守備の隙を突く好走塁で二塁を陥れた。七回の第4打席も直球にアジャスト。「ホームランは狙っていました」と振り返った会心の当たりは、本塁打エリアの左翼ブルペンに吸い込まれた。

二回2死、二塁打を放った郡司(左)

 

あの夏 みちのく勢初の快挙にあと一歩

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