ファイターズ
谷川 木田フォークでアピール
4月に阪神からトレードで加入した谷川が木田2軍監督直伝のフォークに磨きを掛けている。生命線のシュートに匹敵する第2の武器を構築中だ。
手が小さいため、従来のフォークはスプリット気味に浅く握り、手首を固定するイメージでリリースしていたが、制球が不安定だった。今夏、木田2軍監督(当時同投手コーチ)に相談すると、逆の指導を受けた。深く挟み、手首を動かすように放すと想像以上に落ちた。「びっくりしたんですけど、投げてみたらめちゃくちゃ良くて、自信が付きました」。目からうろこの出来事だった。
10月で29歳になった。悠長に構えてはいられない。「来年は戦力として使ってもらえるように。ハングリー精神を持っていきたい」と、必死のアピールを期していた。