育成２年目の中山がファンとの交流を楽しんでいる。徳島インディゴソックス在籍時はコロナ禍の影響を受け、ファンとの接触はなかった。

　鎌ケ谷では、出待ちのファンからのサインに応じ、差し入れを受け取る。「メーカーも決まっていて、僕の好きなドリンクをくださるんです。温かいファンの存在がたまらなくうれしいです」と笑顔で話した。

　船橋の公園で自主練した時は、１０人ほどの子どもたちが集まった。ファイターズの選手だと分かると、サインを求められた。函館開催の際はちびっこ野球教室のコーチを務めた。「これまで子どもたちに指導した経験がなかった。初めてでしたが、子どもたちの盛り上がりがすごかった」と、ちびっ子との触れ合いを楽しむことができた。

　６月１１日の２軍戦で初先発した。徳島時代から２年ぶりとなった先発のマウンドで３ランを浴びた。「６０球ぐらいから球の勢いが落ちる。そこが課題です」と反省。「早く１軍に上がって公園や函館で出会った子どもたちに喜んでもらいたい」と目を細めていた。