コンサドーレ
下位直接対決、新旧守護神対決にも札幌GK菅野孝憲は平常心「毎試合、目の前の試合に全てを懸けて戦っている」
■6月13日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
かつて在籍した古巣、そして共に戦った元チームメートとの対戦と、自身にまつわる因縁も多い15日のアウェー京都戦(サンガS)。そんな状況であっても、プロ22年目の北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(40)は意識しすぎることなく、いつも通り平常心で試合に臨む。
まもなく折り返し 残留争い激化
共に勝ち点11で並ぶ19位京都と20位札幌の直接対決。まもなくシーズンの折り返し地点を迎えるJ1リーグ戦において、今後の残留争いを占う上で大事な試合となりそうな一戦。いつも以上に気合を入れて敵地に乗り込みたくなる状況ではあるが、そんな時だからこそ菅野は「個人的には38(試合)分の1。どんな試合でも勝たなくちゃいけないし、僕らは毎試合、目の前の試合に全てを懸けて戦っているので。そこはスタンダードとして変わらないです。順位が近い相手だというのは後付け。常に平常心でやることが一番大事」と、普段と変わらぬ勝利を追い求める姿勢で京都戦に挑もうとしている。
盟友GK具聖潤相手も「意識なし」
そして京都には2018年から20年途中、そして昨年も夏場までチームメートとしてプレーし、菅野と正GKの座を争ったGK具聖潤(29)が在籍している。札幌の新旧守護神対決という点でも注目が集まるが、「本当に僕は意識してなくて。(注目している人たちには)つまんないと思いますけど(笑)」と口にするなど、菅野はここでも自身のスタンスを変えることはない。「とにかく自分たちがやることに集中すること。リスペクトし過ぎることは良くないと思いますし、なめることも絶対ダメ。とにかく平常心で自分たちに目を向けて、その中で自分のプレーをやることがチームの力になる」。