高校野球
2024/06/15 08:00

【’24ドラフト道産子有望株】⑦紋別の150キロ右腕・池田悠真投手 カニ食べ放題の実家で育まれた豪腕

最速150キロの紋別・池田投手=撮影・西川薫

中学まで本格的な投手経験なし

 今秋のドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’24ドラフト道産子有望株」第7回は、紋別の最速150キロ右腕・池田悠真(はるま)投手(3年)。中学まで本格的な投手経験はなかったが、家業のカニ漁の手伝いで鍛えた頑丈な肉体で、今まさに花を咲かせようとしている。

ダイヤモンドの原石が光りを放つ

 磨きがいのあるダイヤモンドの原石が光り始めた。6月8日の士別翔雲との練習試合では、バックネット裏にセ・リーグのスカウトが陣取り、スピードガンを構えた。この日の最速は145キロ。セットポジションから膝を高く上げ、ためたパワーを一気に解放すると、豪快にキャッチャーミットを叩いた。完投したが、スタミナ不足で中盤当たりから打ち込まれた。「自分の力を100パーセント発揮できなかった。いつも通り投げようと思って、いろいろ考えすぎてごちゃごちゃしていた。あと2週間で修正していきたい」。北見支部予選の初戦を迎える28日の2回戦を見据えた(対戦相手は斜里・大空・津別の合同チームと北見工業の勝者)。

最速138キロから大幅アップ

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