《SHINJOの信条》興奮してフラフラ~ってなりました(笑)
■交流戦3回戦 中日4-9日本ハム(6月13日、エスコンフィールド北海道)
―(試合後自ら)
「きょうは監督をやらせてもらってから、一番最高の勝ち方かな。初回に1点取られて逆転して、逆転されて。で、逆転してダメ押しして、田中(正義)くんが抑える。で、山本(拓実)くんの投げさせた場所が良かった(笑)。計算通り…なんちゃってね」
―本当に展開を予想していたか
「逆転できるかな? っていう意識はありました。投手コーチは山本くんじゃなかったけど『いや、山本くんで行こう』ということを伝えて、初勝利。うれしいですね」
―河野もピンチで好投
「実はマーフィーが、細川くんに対してキャッチャーの田宮くんがカーブを投げさせて、フォアボールになるだろうという計算でした。で、河野くん(を起用)。(代打が)大島くんだったから。そこで打ち取らせてもらおうかなって。(マーフィーが細川に)真っすぐいってガーン! っていかれたら嫌だなと思って、カーブはストライク入ってなかったけど四球で良いと思っていた。河野くんは期待通り(に抑えてくれて)興奮してフラフラ~ってなりました(笑)」
―勝負どころで水谷が打った
「真っすぐを待って、変化球を芯で捉えることしか考えてなかったと思う。彼の良いところは打ちに行って、手が伸びきったところで止まって、バットのヘッドが返るところで当たる。だからあれだけの距離が出る。ポイントがものすごく良いですよね。空振りしても良いんですよ。真っすぐをあそこのポイントで打てるようになったら、ホームランも増えるし三遊間にも強い打球が飛んでいく。そこら辺は難しいですけどね」
―魅力がある
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「現役ドラフトで来て、キャンプ初日から何とかしたいなと思って、特打をさせていたじゃないですか? 万波くんを見たときの印象と似ていて、同じように成長してくれたらいいなっていう思いがあった中で、成長スピードが速い選手」
―守備面で監督から送球のライン出しをするように言われていると
「後ろに守って前の打球を捕ってくれたらいい。あとは練習で毎日、自分で的をつくって、そこに5球ボールを投げなさいと言っています」
―勢いが止まらない
「集中力。あとは野球を楽しんでやっている。ソフトバンク時代はファームで結果を出しても枠がなかったので。この間、僕が送ったメッセージを言ってましたね。『うちに来たら、チャンスがある。一緒に成功していこう』って。その一言だけでも気持ちが全然違うと思う。チャンスをあげたら、彼の実力でものにした。それだけのことです。ものにする選手が一流プレーヤーになっていく。できない選手がいっぱいいる中で、彼はものにした。今のところはね。相手も研究してくるし、必ず落ちてくることがある。そこでどういう対応をするかは本人次第。調子が悪くなったらまた、試合に出たいと飢えている選手を使っていけば、チームのレベルは上がる」
―水谷の活躍に驚きは
「全然、全然ないです」
―12日から投手コーチを配置転換した
「隣にいてもらって『この場面は打者が、こうだ(と思っている)よ』と僕の考えを聞かせています」
―ブルペン強化ではない
「じゃないです。いっとき武田くんにいてもらって、次は加藤くん。どんどん僕のやりたい野球を伝える」
―新庄イズムを理解してもらう
「そうですね。きょうの場面でも、あの点差なら投手コーチは田中(正義)くんを投げさせたくない。でも結局は抑えに戻すので。投げさせて、こう抑えたら3者凡退を取れるんだっていうところを田中くんに分かってもらう。これが1点差なら気持ちも違うし。きょうみたいな抑え方は良いじゃないですか? 投手コーチが投げさせたくない点差でも、僕は投げさせるよっていうところを話しながら(伝える)っていう意図です」
―順番に配置を変える
「はい。で、また建山コーチに戻ってもらう。ブルペンの気持ちも分かるだろうし。それだけのことです」
―先発・福島の投球と交代のタイミングは
「ちょっと高めに浮いてきたので。変な印象を残して終わらせたくなかった。四球がいっぱい出そうな気がしたので(交代を決断した)。ファームで田中(瑛斗)くんが良かったので、どんな投球をするのかな? って思ってました。一発打たれましたけどね。ここは期待に応えてもらえなかったですね」
―田中正義は九回に戻すか
「きょうのボールを見たら、いけるかな? っていう印象はあるけど、シチュエーションによって」
―投手コーチの配置転換の話に戻る。シーズン終盤やCSでのブルペンとの連係も見据えてか
「はい。あまり間隔を空けさせたくないので。杉浦くんも、この前の神宮から投げてなかった。ザバラもね。ザバラは投げさせて、投げさせて良い投球が出てくる選手だと思う。きのうは伊藤くんが完封したので(笑)。あしたは投げさせたい。良いボールを投げているので。マーフィーも空きすぎるとちょっと…。そういう読みが難しい。その辺はコーチ陣の話を聞きながらやっていきます」
―投手コーチは止めたい場面も、監督としては行かせたいことがある
「あるある。そこは僕の指示に従ってもらいます。結局は勝たないといけないので。火曜日だから先のことを考えてっていう気持ちでは、俺はやりたくない。きょうの試合を勝った後に考えるタイプ。攻めたいタイプ。そりゃ投手コーチは抑えたいタイプなので、その辺は考えながらやってます」
―あすから巨人戦。好投手ぞろい
「中日も(好投手が)来たじゃないですか。でも良い投手を結構打ってるから気にしてないです。あしたは山崎くんと戸郷くん。8時15分くらいに終わるんじゃない(笑)? 1対0で。ハハハ」
【プレーバック・写真入り:中日4-9日本ハム(6月13日、エスコンフィールド北海道)】