【一問一答】水谷瞬がウマ娘効果!? で14試合連続安打「隣の車にフィギュアが乗っていて…」
■交流戦3回戦 中日4-9日本ハム(6月13日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの水谷瞬外野手(23)が13日、エスコンフィールド北海道で行われた中日戦に「3番・左翼」で出場し、2本の同点適時打でチームの逆転勝利に貢献した。交流戦突入後から絶好調を維持し、14試合連続安打をマーク。現役ドラフトで加入したスラッガーが真価を発揮している。試合後の一問一答は以下の通り。
―勢いが止まらない。気分は
「今の気分はチームも勝ちましたし、自分も結果が出て、勝ちに貢献できたのでうれしいです。けど、また明日朝が来たら試合が近づくにつれて体調が悪くなるんだろうな、と。そういう気持ちでいます」
―チャンスで打った
「チャンスで一本出せたらいいんですけど、対戦相手のチームの方々は、今はたまたま状態が良いと見ていると思う。そういう(いつも結果を残す)バッターには、そんなに打てるようなところには、なかなか来ないと思う。チャンスの難しさっていうのは、もちろん分かってますし、そういうところも含めて、これから勉強や経験を積んでいかないといけない。全部が全部、僕の中では打てると思ってない。相手も必死こいて投げてくるわけなんで」
―監督は難しい低めの球を拾って、腕が伸びきったところでしっかり打てると
「それはウエートのおかげです。ゾーンに入っている感じはないですし、入っていたら試合前に緊張で体調が悪くなることはないと思うので(笑)。試合が終わって、打ったからオッケーじゃない。それについて、ずっと(佐藤)友亮さんと連絡を取っている。打ったことについても、打った打席の他のカウントに対してのアプローチの仕方も、打てなかった打席の中での良かったところも。そういう細かいところもずっとやり取りして、アドバイスをいただいているおかげで、常にクリーンな状態で打席に入れている」
―体調が悪くなるのはどういう症状
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「もう飯入らないですよ。ランチ入らないので、ビジター困っているんですよ。吐き気まではいかないですけど、ランチが入らず、ソワソワするというかドキドキするというか」
―お腹は空かないのか
「試合中は空くんですけど、そのとき(試合前)は空いているけど入らない、みたいな。食べられないことはないですけど、時間を掛けてまで食べる時間はない。そんな感じかな」
―食べられない経験はアマチュア時代もあったのか
「やっぱり1打席目は、ファームや3軍時代でも緊張していた。こうやって1軍で毎日チャンスをいただいて、結果として(試合に)出ているので、意識しているつもりがなくても、どうしても(頭の)片隅には入ってくる。特に今は、自分にプレッシャーをかけて、そういう状況になっているんじゃないかなと。(緊張)しない日とかあるんですけど、そういう日は逆に気持ち悪い。そんな気持ちになるので、逆に(緊張)した方がいいのかなと思ってます」
―登場曲に「ウマ娘 プリティーダービー」の曲を使用していた。イベントに合わせてか
「違うんですよ。たまたま(球場に)来るときに、隣の人の車にウマ娘のフィギュアが乗っていて『きょう、これにしよう』と思ったら、きょう(声優陣が)来ていただいている、みたいなことを聞いたので、じゃあそれにしようと思って」
―もともと好きだったのか
「もともと競走馬が好きだったので、そういうつながり。馬の名前のキャラクターがいるっていうことを聞いたので、それでチラホラ情報として知っているかなって感じです」
―隣の車の影響
「たまたま、隣にバーって通り過ぎる車を見たら、ナビの上のところにあったんですよ。『うわ、ウマ娘や』と思って、これにしようかなっていうことを郡司さんと喋っていた。そしたらまさか(声優が)来ていた。しっかりその(登場曲が流れた)ときだけ打つっていう。他はノーチャンス。きょうはそれが良かったのかな」
―六回の適時三塁打は直球が続いた
「どこかで変化球が来ると思っていた。藤嶋さんは基本的にフォーク系で、カーブ系の縦割れの大きいやつもある。そこをちょっと考えながら、甘いところに真っすぐが来たら行けるようにしながらも(直球は)ファウルでいいかなっていうぐらいの気持ちで。どこかで(変化球が)浮いたらいこうと思っていた。気合ですね。良かったです」
―打席の考え方は佐藤コーチと
「そうですね、友亮さんと考えているというか、引き出しをいただいて。あとはきょう友亮さんの誕生日なので、朝LINEしたときに『祝砲を待ってる』って言われました。祝砲にはならなかったですけど、良かったかなと思います」
―出来すぎという感覚か、1軍で自分はこれだけできるぞという感覚か
「できるんだぞっていうところまで言ってしまうと、ちょっと調子に乗っている感が出てしまう。5年間、それなりに悔しい思いもしてきましたし。なかなか結果を出しても上げてもらえないっていう状況で、どうしても自信がなくなるようなメンタルというか、状況に追い込まれていたけど、腐らずに5年間やってきた。今は出来すぎかもしれないけど、勝負できるっていう気持ちと技術が身に付いてきました」
―自信が付いた
「僕の中では自信という感覚よりも余裕、ゆとり。(ダメでも)次っていう気持ちで行ける。最近はそう思えるようになってきたけど、緊張します」
―交流戦は最後まで安打を続けたい
「いやいや、そんなの言い出したら、どこかで打てなくなる。そこは考えずに、いつも通り毎日一緒の気持ちできょうはきょう、あしたはあしたっていう気持ちで。1打席1打席、必死こいて大事にやっていけたらなと思います」