水谷瞬がパイナップル弾! 登場曲に御利益あり「あしたから困りますね(笑)」
■交流戦1回戦 巨人7ー2日本ハム(6月14日、エスコンフィールド北海道)
交流戦首位打者&15試合連続ヒット
日本ハムの水谷瞬外野手(23)が14日、エスコンフィールド北海道で行われた巨人戦に「3番・レフト」で出場。3点ビハインドの四回に3号ソロを放ち、連続試合安打を「15」に伸ばした。交流戦首位打者を快走するスラッガーの勢いが止まらない。
これぞ驚弾! 逆方向へ一直線の3号ソロ
『パパパパパパパ パイナップ~ル!』。軽快なメロディーとともに登場した第2打席。若き大砲が驚がくのパワーを見せつけた。戸郷が投じた初球。149キロ外角直球を思い切りよく振り抜くと、打球は勢いを落とすことなく、右翼後方のブルペンへ飛び込んだ。
耳に残る登場曲はナゴパイナップルパークのテーマソング
選曲した『パッパ パイナップル』は、1軍キャンプ地の沖縄・名護にあるナゴパイナップルパークのテーマソング。小学生の頃に現地を訪れ、カートに乗って園内を巡ったこともある。
連日快音の中で悩みも!?
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「ホンマはきのう流そうと思ったけど、アップの段階で(声優陣が)来てることを聞いたのでウマ娘にして、次の日はパイナップルにしようと思っていた。あとは髪を結んだらパイナップルって言われるので、面白いかな?って。(2戦連続好調で)あしたから困りますね(笑)。ちょっと考えます」
練習はうそをつかない オフの成果を披露
逆方向へのパワフルな打撃は、オフシーズンの重要なテーマだった。「この冬はノーステップで逆方向やバックスクリーンに本塁打を打つことを課題にしてきた。ノーステップで入るなら、今のように足を上げたら、シンプルに力だけを考えると普通に(柵越えを)打てる。自分の中で驚きはないです」。手応え十分の一発に、確かな成長を感じ取った。
同学年の侍戦士を攻略 「やっぱりうれしいです」
世代のトップランナーからの一撃は大きな自信につながる。同学年の戸郷はプロ1年目から1軍で活躍するなど、厳しい勝負の世界で早くから頭角を現していた。直近2年は2桁勝利をマークし、昨春のWBCでは侍ジャパンの世界一奪還に貢献。押しも押されもせぬ一流投手の仲間入りを果たしている。
「チームは負けたけど、ああいう良い投手から1本出せたっていうのは良かった。自分よりも先を走っている同級生から打てたのは、やっぱりうれしいです」
交流戦の打撃成績で現在2冠
交流戦での打率.482と13打点は、ともに堂々の12球団トップ。本塁打でも3位に名を連ね〝3冠王〟を射程圏に捉える。
「また切り替えて、あしたからも頑張りたい」。特大の才能は今、開花の時を迎えている。