ファイターズ
2024/06/16 20:25

杉浦稔大 冴えるフォークで4球火消し! 父の日の好投に「良い姿を見せられました」

七回を無失点に抑え、ベンチに戻る杉浦=撮影・松本奈央

■交流戦3回戦 巨人3ー3日本ハム(6月16日、エスコンフィールド北海道)

3児のパパが好リリーフ 1死二、三塁を無失点

 日本ハムの杉浦稔大投手(32)が16日、エスコンフィールド北海道で行われた巨人戦に2番手で登板し、好リリーフでピンチを乗り切った。子煩悩な3児のパパが「父の日」にマウンドで躍動した。

リリーバーのかがみ 「勝ちを消さないように」

 道産子リリーバーが絶体絶命のピンチを救った。出番は1点リードの七回1死二、三塁。先発・加藤貴の後を受け、「勝ちを消さないように。バッターと勝負して一球一球、自分の球を信じて投げようという思いだけでした」と気合十分に持ち場へ向かった。

七回途中、2番手で登板した杉浦=撮影・井上浩明

 

リニューアルさせた決め球で2打者を料理

 迎えた1人目。代打・大城のショートゴロを水野が軽快にさばき、三走の本塁突入を阻止。続く泉口も内野ゴロに仕留め、わずか4球で反撃の芽を摘んだ。結果球は、どちらもフォーク。昨夏から磨き続けた勝負球がしびれる場面で冴え渡った。

 24試合の登板に終わった昨季は、8月3日の登板を最後に1軍の舞台から遠ざかった。ファームで過ごした長い時間は、生命線とするフォークをイチから見つめ直した。

ポイントはスピード オフシーズンも研さん

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