活躍して「ＢｉＳＨ」に会うぞ！ 日本ハム・野村佑希内野手（２１）が２４日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で自主トレ。登場曲に使用している女性６人組グループ「ＢｉＳＨ」へ「札幌ドームに来てほしい」と熱烈ラブコールを送った。ビッグボスこと新庄剛志新監督（４９）が就任し、チームの注目度は急上昇中。来季は目標である「３割２０本塁打」を達成し、自らの存在をアピールする。

登場曲に「ＢｉＳＨ～星が瞬く夜に～」を使用

　主砲候補として期待される野村が、あふれんばかりの思いを明かした。「楽器を持たないパンクバンド」ＢｉＳＨの大ファンであることを告白。人気沸騰中の女性６人組ユニットに届けとばかりに、本拠地札幌ドームへの来場を呼びかけた。
　「札幌ドームに来てほしい。郡さんにも『呼んでくれ』と言われている」と懇願。年末には大みそか恒例の「ＮＨＫ紅白歌合戦」に初出場が決まっており「忙しくなってしまうので、早めに札幌ドームに来てもらいたい」と期待を膨らませた。
　ファンになったきっかけは、２０１９年にテレビ朝日系の人気バラエティー番組「アメトーーク！」で放送された「ＢｉＳＨドハマり芸人」。当時リハビリ中だった野村は、そこからとりことなり「膝をけがしていた上沢さんとかとリハビリ中に流していた」と楽曲を聞くようになった。
　推しメンはパワフルなハスキーボイスが売りのメインボーカル、アイナ・ジ・エンド。今季から札幌ドームで打席に立つ際の登場曲に「ＢｉＳＨ～星が瞬く夜に～」を使用し、大きな反響があった。
　チーム内では万波、柿木らが楽曲を気に入り、郡に至ってはドハマりした。さらに楽天戦の際には登場曲を知った相手のトレーナーから「清掃員（ファンの愛称）一同、応援しています」とエールを送られた。
　野村の活躍次第では、夢物語が現実となるかもしれない。ビッグボス効果でチームの露出は増えており、全国に名を知らしめるチャンスが到来。メンバーのアユニ・Ｄは札幌出身という縁もあり「試合前に歌ってもらえるだけで満足です」と目をキラキラ。郡も「来てくれたら僕も一緒に踊ります」とすでに気合十分だ。
　野村はチームでも主にクリーンアップとして、塁上にたまった走者を掃除する役割を担う。「曲は変わるかもしれないですけど、来年も（ＢｉＳＨの）登場曲は継続します。３割２０本、頑張ります！」。野望をかなえるべく、まずは「清掃員」としてグラウンド上で仕事を果たす。
（中田愛沙美）

▼ＢｉＳＨ ２０１５年３月に結成されたアイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Ｄの６人からなる女性アイドルグループ。翌年５月にavex traxからメジャーデビューした。キャッチコピーは「楽器を持たないパンクバンド」。ファンは「清掃員」と呼ばれ、著名人にも多い。今年大みそかの「ＮＨＫ紅白歌合戦」に初出場することが決まっている。