【一問一答】田中正義 守護神返り咲き決定 延長十二回に圧巻3人斬り
■交流戦3回戦 巨人3ー3日本ハム(6月16日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの田中正義投手(29)が16日、エスコンフィールド北海道で行われた巨人戦の延長十二回に救援し、3者凡退に斬った。ラスト11球目に156キロを計測するなど、打者を圧倒する内容。失点が続き、一時的に抑えから配置転換されていたが、新庄剛志監督(52)は守護神返り咲きを明言した。田中正の試合後の一問一答は以下の通り。
―登板を振り返って
「とにかく、ゼロに抑えることだけ考えて、マウンドには上がりました」
―打者のバットを折る場面も。球威が戻ってきたと感じるか
「今、僕は正念場というか、野球人生が懸かっているのかな、という思いはあるので、必死に腕を振っているという感じです」
―最後の一球がこの日の最速。強い思いが込められていたか
「とにかく、ゼロで帰ってこないことには。そういう思いでやっています」
―新庄監督が守護神に戻して大丈夫だと。自身の手応えは
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「もう、一球一球、必死に投げるしかない。人生を懸けて投げていくしかないのかと思っています」
―余計な力が入っていないフォームにも見えた。修正したところは
「技術的には何も意識していないですけど、きょうは比較的、真っすぐが良かったなと思います」
―抑えを離れて見えたものは
「マウンドに上がったら、ゼロに抑えないと1軍にいられないので、別にやることは変わらないですね」
―正念場と思うようになったタイミングは
「正念場というか、抑えられないピッチャーは上にはいられない。失点が続いて、僕も若くないですし、ここは死ぬ気でやる時なのかな、というような思いでいます」
―失点していた時期、うまくいかなかった原因をどう考えるか
「打たれた球もそんなに悪いボールではなくて。相手の力量というか、相手が上回ったと思う。そこを踏まえてどう修正していくか、というのは今後の課題かなと思います」
―技術よりも精神面の問題が大きかったか
「両方だと思います。それが僕の実力不足というか、相手が上回ったという感じだと思います」
―久しぶりの最終回。ブルペンでのつくり方など意識したことは
「ゼロで抑える以外、ないので。その繰り返しじゃないですかね」