ファイターズ
2024/06/19 18:10

《荒木大輔のズバリ解投》細野に重ね合わせたプロ初先発 バース 掛布 岡田を抑えて初勝利

細野のプロ初登板初先発を分析 自身は初先発で初勝利

 ドラフト1位ルーキーの細野晴希投手(22)が18日の交流戦・阪神戦でプロデビューを飾った。初登板初先発で四回2死までパーフェクト。五回途中2安打1失点と堂々のピッチングを披露した。さかのぼること41年前。荒木大輔さん(60)も1983年5月19日の阪神戦(神宮)でプロ初先発を果たした。バース、掛布、岡田の超強力クリーンアップを無安打に封じ、5回3安打無失点。見事に勝利投手となった。当時を振り返りながら、細野の投球を分析。今後のさらなる飛躍に期待を込めた。

緊張を上回ったプラスの感情

 細野は、良い意味で予想を覆してくれた。四回2死まで完全。しかも無四球。正直、コントロールに苦慮するシーンがあるかもしれないと思っていた。記念すべきプロ初先発。2つのタイプに分かれるだろう。当然、緊張はある。それでも、うれしさや、やる気。プラスの感情が上回り、いつも以上の力を発揮する。一方、過度な緊張で実力を出し切れない投手もいる。細野は前者だった。

見事だった新庄監督の起用と気遣い

 新庄監督の気遣いも手助けした。ファームでもバッテリーを組んでいる進藤にスタメンマスクを任せた。登板に至るまでの声かけにしてもそう。自分に期待してくれている。細野はそう思えたはずだ。

記念すべきマウンド ベテラン捕手と組んだプロ初先発

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