ファイターズ
2024/06/19 19:40

堀瑞輝 2軍降格からおよそ1カ月 どん底の左腕を救ってくれた人たちの存在とは

2軍オイシックス戦後に寮へ引き揚げる堀=撮影・中田愛沙美

降格後は2軍で5試合に登板 着実に歩む完全復活への道

 日本ハムの堀瑞輝投手(26)が周囲の支えもあり、どん底を脱した。5月23日の2軍降格後は5試合に登板し、計5イニングを投げて1失点。19日のオイシックス戦(鎌ケ谷)はベンチ入りも、出番はなかったが「やることがハッキリしているし、試合に投げられている。しっかり抑えて、今はフォークとか変化球の精度を良くしていきたいです」と表情は明るい。

5月22日のオリックス戦でグランドスラムを被弾

 2021年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得。ブルペン陣の中心にいた左腕だが、昨季は左肩痛の影響で1軍登板は5試合のみだった。今季は5月7日に初昇格。同22日のオリックス戦(エスコンフィールド北海道)で4点リードの八回からマウンドに上がり、オリックス・福田に満塁アーチを被弾した。

5月22日のオリックス戦で満塁弾を浴びて降板する堀(中央)を迎える福島(左)

 

福島のプロ初勝利がフイ どん底に落ちた左腕

 同点に追い付かれ、福島のプロ初勝利が消滅。「福島の勝ちを消したことでへこんでいた。ただそれだけです」。2軍落ちが決まり、後輩右腕に謝罪。絶望の淵に立たされた堀を救ってくれたのは選手会長だった。

選手会長の激励に風呂場で涙

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